ブックマーク / www.yamdas.org (4)

  • シグマはどこへ消えた?

    手元に一冊の古がある。 タイトルは「マンガ ソフトウェア革命」、1987年10月31日にコロナ社から発行された初版第一刷である…などと情報を小出しにするのは止めよう。書の副題は「Σプロジェクトの全貌」、監修が IPA(情報処理振興事業協会 シグマシステム開発部)、これでどうだろう。 まだ何のことか分からない? ということはあなたはΣプロジェクトのことをご存知ないのですね。実は僕も詳しくは知らなかった。時折なにかの拍子に名前を聞くことはあったが、それについて詳しく説明してくれる人はいなかった。僕が知っていたのは、藤原博文さんが「(コ)業界のオキテ」で書かれた文章の導入レベルである。つまり、それが1980年代半ばに産業構造審議会から出された将来ソフトウェア技術者が大量に不足するというソフトウェア・クライシス予測を受けて、通産省(現経済産業省)が立ち上げた国家プロジェクトであるということ、

    toronei
    toronei 2017/07/27
  • はてなは「絶対すべきでないこと」をやらかしたのか?

    おっと、タイトルだけ見て、先週から話題になっているはてなブックマークボタンのトラッキング問題の話かと思われたかもしれないが、文でははてなブックマークの問題はほとんど扱わない。また、この問題について未だご存じない方は、ARTIFACT@ハテナ系のエントリの後半にあるこれまでの流れを辿ると分かりやすいだろう(ワタシ自身の認知にも近い)。 はてなが新サービスとしてはてなブログをリリースして4ヶ月以上経つ。当初は招待制だったが、昨年末にオープンベータに移行して現在にいたっている。 ワタシもリリース時に招待されたので少し触ってみたが、機能が何から何まで足らないことにびっくりしたものである。そして、はてなは「アレ」をやらかしたのではないかという疑念が頭をよぎったが、まさかと思う気持ちと、短時間触っただけの印象で間違った批判をしてはいけないという自制、何よりそのあたりはじきに解決するのだろうという楽観

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    toronei 2012/03/12
  • yomoyomoの読書記録 - 速水健朗『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)

    速水健朗『ラーメンと愛国』(講談社現代新書) なぜ近頃のラーメン屋の店員は作務衣を着るのか(書では「作務衣系」という造語が使われている)、店内に相田みつを風の手書きの人生訓が飾られるのか問題については、確か『自分探しが止まらない』の頃から著者は言及していたはずで、新刊がラーメンをテーマにしていると知ったとき、今回はその線からの『自分探しが止まらない』の続編的な内容なのかなと予想していた。 しかし、書はラーメンの普及と変化を通し、グローバリゼーションにおけるローカライズ、日人にとってのもの作り、そしてナショナリズムまで論じる紛れもない日文化論である。帯にある「ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み!」は大げさではなく、いささか強引な展開を感じさせるところもあるが、些細な手がかりからぐいぐい引っ張り読ませるところなど『ケータイ小説的。 "再ヤンキー化"時代の少女たち』を思い出させ

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    toronei 2011/11/10
  • That’s version ∞. First launch version 0.1. 日本語訳

    それじゃバージョン無限大だ。まずはバージョン0.1を立ち上げなよ。 著者: Derek Sivers 日語訳: yomoyomo 以下の文章は、Derek Sivers による That’s version ∞. First launch version 0.1. の日語訳を著者の許可を得て公開するものである。 バージョン無限大(Version ∞) 僕はたくさんのビジネスプランの話を聞く。 その大半は、大量の仕事をこなそうとしている。 例:「これはライブ音楽のソーシャルネットワーキングEコマースポータルで、ミュージシャンや会場であればすべての予定を、音楽ファンであれば空いている日を登録するプロフィールを皆が作る。そして我々はファンとアーティストの日程を結びつけるんだ。そうすれば我々はイベントのチケットを売り、プレビュー音源のデジタルダウンロードを提供できる。ショーの後、アーティストは

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    toronei 2010/10/11
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