Pythonで音声信号処理(2011/05/14) 今までは、既存の音声ファイルを再生したり、波形を見たりしてきましたが、今回は、音の波の基本となる正弦波や正弦波を合成して作れる三角波、矩形波、ノコギリ波などを自前で作って音を鳴らしてみたいと思います。正弦波の基本式は、 です。ここで、Aは振幅、f0は基本周波数、tは時間です。今回は、コンピュータで音を扱うので時間を離散化します。 ここで、fsはサンプリング周波数(1秒間のサンプル数)、nはサンプルのインデックスです。これを先の正弦波の式に代入すると となって、tの式をnの式に変換できます。この式を使うと、nサンプル目の波の値が計算できます。 正弦波を作る まずは、ドレミファソラシドの各音階の正弦波を作って鳴らしてみます。正弦波はこんな形。 音だと ドは262Hz、ラは440Hzというように周波数が決められています。周波数の間には、十二平均