今日は鏡開き。我が家ではだいたい毎年、近所の和菓子屋でちいさめの鏡餅を買っているので、昔ながらの、かちかちのボロボロ餅。プラスチックにすれば切り餅だから楽だけど、そこはなんだか譲れない。 鏡餅は縁起物という以前に、食べ物を捨てるのが気が進まないのだ。なんとかして美味しく食べたいのだけれど、鍋で煮ても、乾ききった餅は、周りはどろどろに溶けても芯は硬いまま。結果として例年、形だけすこし食べて、残りを冷蔵庫の奥に押し込み、どうにもならなくなってから、「仕方がない」と言い訳しつつ、罪悪感とともにそっと捨てるということを繰り返してきた。 某掲示板で、カチコチの餅は少し水を張った容器ごと電子レンジにかけると良いと知って、試してみたところ、芯まで画期的にとろとろに。半溶けの餅を一口分づつ箸でつまんで、熱々の具沢山の味噌汁に入れて食べてみた。体も温まるし、癒される味。そういえば、体が温まると心も温まるらし