ブックマーク / ad2217.hatenablog.com (39)

  • 読書感想:死者のあやまち - ネギ式

    クリスティのポアロもの。 作者クリスティの分身とも言われる作中の探偵小説作家の「何か起こりそうな気がする」という依頼によって、殺人の起こる前に現場に入ったポアロ。 であるが、ポアロは殺人を未然に防ぐために指一動かさない。まあ、ポアロの性格には合っている。 ミステリマニアのようにミステリの事件を分類すると、この事件は結構いろいろな要素があって面白い。しかし、ミステリ小説としては大変不満である。最後の最後に答え合わせみたいに事件の謎を説明するまで、ポアロはほとんど何もしないからである。 もうひとつの不満は、事件発生から解決までの時間が長いこと。検死審問から1週間以上経っているし、その間特に進展もない。 小説として読ませる力はあるので、割とスラスラ読めるんだけど、事件が解決したというすっきり感が足りない。 死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 作者:アガサ クリスティー 発売日:

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    torus1 2020/09/21
  • 読書感想:コナンと髑髏の都 - ネギ式

    図書館で借りたけど、半分くらいで諦めた。 名前は知っていたけど、これまで読んだことはなかったのだ。 まあ、古いってのもある。年代順編成なのもあるかも知れない。つまり、一番面白い話はまだ出てきていないわけで、剣を手に入れる話とか、冒険的な話はあるけど、もうひとつ乗れなかった。 コナンというキャラクターは、強いが、ラノベやなろう系とはかなり違う。筋骨隆々で文明を軽蔑している未開人だから。戦闘については知恵や機転を使うことはあるが、知識を使って勝つということはたぶんない。 このでは盗賊としてのコナンの活躍が描かれているが、商人の屋敷を襲うとかではなく、怪しい妖術師の塔に忍び込んだり、古代の城塞で宝物を探したり。 コナン以外の登場人物が少ないのも、現代的な意味では魅力に欠けると思う。ヒロインもいないし。せいぜい馴染みの売春婦が登場するくらい。相棒も一話だけのゲストキャラで、行きずりで手を組んだみ

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    torus1 2020/08/08
  • 2020年夏アニメ1話感想:ド級編隊エグゼロス - ネギ式

    今期の炎上枠じゃないかなぁ。というかダイミダラーのパクリです、では済まない気がする。表現もエロいけど、設定がやばい。少子化をエロと結びつけるのはエロ漫画・エロゲーの発想なんだよな。まあ、俺は関わりたくない。 ド級編隊エグゼロス セミカラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:きただりょうま 発売日: 2018/01/04 メディア: Kindle

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    torus1 2020/07/05
  • 読書感想:からくり探偵 - ネギ式

    オムニバス短編集。大正時代を舞台にしたミステリである。全体の話としてはよい。個別の事件は問題あり。 からくり探偵・百栗柿三郎 (実業之日社文庫) 作者:伽古屋 圭市 発売日: 2015/05/15 メディア: Kindle版 全体として、タメがない。読者への挑戦状は不要にしても、謎解きの前にタメを入れるのは必要なのではないだろうか。それは探偵の行動としてではなく、作者の描写としてのタメである。 それ以外にも一番最初の「人造人間の殺意」はミステリとして問題が多い。なにしろ、この短編集で探偵の百栗柿三郎は初登場なのである。最初の話で犯人の仕掛けるトリックにはその前提として問題がある。もっともこの最初の事件では、そもそもトリックの実行が不可能だと思うので二重に問題だ。

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    torus1 2020/03/14
  • 映画感想:チャップリンの失恋 - ネギ式

    踏み台昇降をサボりながらチャップリン全集を消化するシリーズ。 チャップリンの失恋:いわゆるチャップリンらしい哀愁ただよう作品の最初のものだという。 泥棒から農場主の娘を助ける浮浪者(失業者?)チャップリン。農場で働かせてもらえることに。でも悪意はないのかも知れないが失敗ばかり。ドタバタ。牛の乳搾りのやり方が分からないとか小麦?の袋を落としたりとか。フォークで農夫の尻をつついたり。泥棒が農場にやってきてチャップリンを仲間に入れようとする。よくわからなドタバタのあとで結局チャップリンは泥棒に銃で撃たれる。娘が看病してくれてチャップリンはいい気になっている。トートツに娘の婚約者が出現。チャップリンは「親切を愛情と勘違いしていました」という手紙を残して農場を去る。 ja.wikipedia.org Charlie Chaplin - The Tramp (1915)

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    torus1 2020/02/18
  • アニメ感想:ライフル・イズ・ビューティフル - ネギ式

    遅れていた最終回が配信された。 なんというか、悪くはないけどそんなに良くもないというか。ビームライフルという競技の面白さが伝わってこないのが少し問題かなと。いや、そもそもビームライフルって面白いのかという疑問。つまり、ビームライフルというのはライフル射撃競技の実弾を使わない安全版なのだが、安全版でしかないので、ライフル射撃の面白さが分からないとビームライフルの面白さも分からない。しかしライフル射撃に深入りすると、殺人とかそうでなくても狩猟とかの話になりかねないので避けるのも当然かと。 仮にこのアニメが大ヒットしたとしてもビームライフルが流行るとは思えないのである。ビームライフルやるならFPSとかやるでしょ。あるいはFPSのeスポーツ。 一方、キャラは悪くない。 第11話 『シューティング・イズ・ドリーム』 メディア: Prime Video ライフル・イズ・ビューティフル Blu-ray

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    torus1 2020/01/24
  • 読書感想:オリエント急行はお嬢様の出番 - ネギ式

    私のお気に入りの「英国少女探偵の事件簿」シリーズ。今回はなんと計画殺人である。そしてこのシリーズは、登場人物が出版されたばかりのクリスティのミステリーを読んでいるのだが、もちろん今回は「オリエント急行の殺人」を読んでいる。 いやあ、シリーズ自体も好きだが、この作品は(いまのところ)シリーズ中の最高傑作かも。デイジーとヘイゼルも探偵の腕が上がって来たので、このシリーズの特徴であるヘッポコ探偵ぶりが失われてきていて、その代わりに今回は大人のヘッポコ探偵が登場する。そして時代設定も単にクリスティの新作が読める時代という以上の意味がある。 前作から引き続き出演のメイド、ヘティがいい味を出している。もちろん、ヘイゼルの父親もいい。 計画殺人と言っても、犯人はそれなりにヘッポコだし、腕が上がっても二人は年齢よりちょっと優れた程度の知能と年相応の無謀さで行動するし、まったく私の好みに合った作品である。

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    torus1 2020/01/21
  • 2020冬アニメ1話感想:A3魔術士 - ネギ式

    このあたりで見る予定のもの、dアニメストアで見られるものは一通り見たかな。 A3! Season Spring & Summer 乙女ゲームが原作らしい。潰れかけた(事実上潰れた?)劇団(劇場付き)を再建するために劇団員を集める乙女の話。いやー、それを知らずに見たので、劇団の話かと思って、キンプリみたいなものかと。 この作品世界ではストリートアクトっていうのがあるらしい。つまり、道端で芝居をしてみせるという。しかし、ふだん声優の演技を聞き慣れているので、すごい演技とか観客が言っていても、ふつうの声優の演技にしか聞こえない。 もっとも、その後、最初にスカウトされる俳優がやっていたうまくない演技はちゃんと大根の演技に聞こえた。(声優さんとしてはむしろうまい)。なんか1話の時点ではうまいとかへたとかではなくとにかく数を集めるということなのだ。 演技とか稽古の話になれば面白いと思うんだけど、乙女ゲ

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    torus1 2020/01/16
  • 映画感想:チャップリンの総理大臣 - ネギ式

    昔、気の迷いで購入したチャップリン全集に収録されたもの。まあ、無声映画でもあるので、だいたい何が面白いのかよく分からない。スラム街のダンス酒場みたいなところでウェイターとして働くチャップリン。客の女に色目を使ったりしている。休憩時間になって犬の散歩をさせているときに何かエラい人(外国の総理大臣)の名刺を手に入れる。そしてなんかわからんけど、若い上流階級の女性と知り合って名刺を見せて信用させ、パーティに招かれることになる。休憩時間が終わって酒場に戻りマッチョなやつをやり込めたりしてから、夜になってパーティに行く。やたらタバコを吹かしたりしている。その後、酒場で働いていると、上流階級のスラム街見学とかで例の女性一同がやってくる。スライム街の研究をしているのでとか言い訳をするも、ドタバタの後に全てバレる。という感じの話。いや、一部だけ文字(日語)が表示されるので、そこだけ分かる感じである。 チ

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    torus1 2019/12/16
  • アニメ感想:ぽてまよ - ネギ式

    2007年のアニメ。今まで見てなかったけど、これは当たり。かなり面白い。パンツアニメ。おもらしアニメ。言葉を話さない二頭身不思議生物。 実を言うと、オープニング曲「片道きゃっちぼーる」だけはよく知っていたのである。MOSAIC.WAVのアルバムに入っていたので。なので、オープニングが始まるとなんだかよく知っているアニメがまた始まるような気分になってしまうのであった。 ぽてまよがお漏らしすると、ナレーション(井上喜久子)が「おもらし」というのがなんというか実にいい感じである。あ、このナレーションも含めて声優陣が充実している。言葉を話さないぽてまよ(花澤香菜)もいい。でも春日野ねねの声(釘宮理恵)は少し高すぎる気がする。森山素直(喜多村英梨)もいい感じだ。 でもまあ、人の頭の上でおもらしするのはどうかと思う。それに動じない素直もすごいが。 #1 ぽて1「ぽてまよ」/ぽて2「来襲!謎の生物!!」

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    torus1 2019/12/02
  • ゲーム感想:ディスガイア5チュートリアル終了 - ネギ式

    ディスガイアはスマホ版がなんか話題になってましたが、PS4版です。そして私はディスガイアの3からやっているのだが、今回はずいぶんストーリーの雰囲気が違う。なんというかディスガイアのいいところは、小学生的なところだと思う。特に3は、悪魔だから学校に行かないのが優等生で、学校に行くやつは不良というまさに小学生的設定が馬鹿みたいで良かった。しかし今回は悪魔なのに愛とか言っていて天使に突っ込まれている。ラスボスもおかしい。 まあ、ストリーはともかく最後まで行って終了。3,4ではプレイ中に眠くなるキャラ界だったが、今回は一新されていた。まだやり込んでないけど。いろいろやることが多いが、攻略ページとかを参考にしながらのんびりやっていきますよ。 【PS4】魔界戦記ディスガイア5 The Best Price 出版社/メーカー: 日一ソフトウェア 発売日: 2017/03/16 メディア: Video

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    torus1 2019/11/20
  • 読書感想:土方美月の館内日誌 - ネギ式

    恋愛小説。短編集かと思ったけど、そうではなくてひとつの作品。物が神隠しにあう。まあ、アミニズムの世界ではそういうこともあろう。遠野物語を引用したいだけの人生だった。家政夫っぽい男性と少し年上のお金持ちっぽい女性との恋愛。中に詰め物が入ったクッションのような作品構造。 土方美月の館内日誌 ~失せ物捜しは博物館で~ (メディアワークス文庫) 作者: 大平しおり 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 発売日: 2014/12/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る

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    torus1 2019/11/15
  • アニメ感想:ヘヴィーオブジェクト - ネギ式

    野球漫画なんかにある謎理論のひとつに「打者の最も得意なコースのすぐ近くが苦手なコース」というのがあるのだが、私にとっての鎌池和馬がそんな感じの作家なのである。いや、苦手なので原作は読んでないけど。 で、禁書目録はもろに私の苦手なところを突いてきているのだが、そのスピンオフのレールガンは、苦手なコースから大好きなコースに入ってきているという状態である。 このヘヴィーオブジェクトも、巨大人型ロボットなんてリアルじゃないから巨大で人型でないロボット(兵器)で戦うなんていう発想は実に私の好みに合うところだ。そして、その巨大兵器を人間の知恵で倒すというのも設定として面白い。なのだが、どうにもその人間の知恵の部分が好きになれない。ミステリー的というかパズル的な方法で相手の弱点を突くのだが、そのパズルが納得できないのだ。 一方、不思議と引っかからなかったのは、相棒を危険に巻き込む行動である。私はこういう

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    torus1 2019/11/11
  • アニメ感想:キルミーベイベー - ネギ式

    dアニメストアで見た。2012年のアニメ。 面白い。なぜ今までこれを見ていなかったのかと思う。登場人物が3人しか居ない、いや、基的には2人によるどつき漫才。ときどき3人めが登場する。この忍者もいい味を出している。そういや、もうひとり登場しようとしている人がいたような気もする。 ダレる話がないわけではないが、基的にショートアニメの集合なのでテンポが良い。 キルその1「いぬをしのびてさくらさく」 発売日: 2015/05/01 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る キルミーベイベー 1巻 (まんがタイムKRコミックス) 作者: カヅホ 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2013/04/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

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    torus1 2019/10/08
  • アニメ感想:まちカドまぞく - ネギ式

    今期で一番面白かったアニメである。 へっぽこ魔族とクールな魔法少女の日常系ギャグというべきか。ギャグの面白さというのは間とかいろいろな要素があるので、簡単には表現できないが、このアニメは面白い。たぶん、原作も面白い。 魔法少女(桃)もやさしいし、魔族(シャミ子)もやさしい。基的にやさしいアニメだ。百合かも知れない。 まちカドまぞく 1巻 (まんがタイムKRコミックス) 作者: 伊藤いづも 出版社/メーカー: 芳文社 発売日: 2015/12/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 優子の目覚め!家庭の事情で今日から魔族 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る

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    torus1 2019/10/05
  • アニメ感想:それでも町は廻っている - ネギ式

    dアニメストアで配信されていたので。原作を読んだことがある。 最初のメイド喫茶の話とかOPEDとか見て、あれっ、それ町ってメイド喫茶の話だっけ?と思ったが、確かに漫画の1話はこんな話だったと思い出した。そして続けてみていくとやはりそれ町のへんなところが出てきてそうそうと思うのであった。 あれだな、日常ギャグっぽい話をしていて突然変な話が挟まるのがそれ町の特色なんだろう。俺はなぜか漫画の変な話ばかり印象に残っていたのだが。これはアニメ「日常」が変な話ばかりで全然日常じゃないのとは違う構成であり、これはこれでいいという気がする。 あと、パンチラじゃなくて、ガーターチラっていうのもありだと思うのであった。 一番地 「至福の店ビフォアアフター」 発売日: 2015/05/01 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る それでも町は廻っている(1) (ヤングキングコミックス)

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    torus1 2019/10/03
  • アニメ感想:プリンセス・プリンシパル - ネギ式

    初見感想。 英国趣味とかスパイ趣味とか少女趣味とか趣味的要素が強いと思うが、悪くない。かなり楽しめた。趣味が合ったとも言える。アニメは原作と順番が違っているようだが、それも悪くないと思った。いや、アニメオリジナル作品で原作ないみたいだ。時系列をいじっているということか。ラノベ原作かと思った。 現代の状況から考えると、物理的な壁よりも国民の心の壁の方がずっと厚いという気もするが、そこはまあ責めても仕方のないところ。 第1話 case13 Wired Liar 発売日: 2017/07/12 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る

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    torus1 2019/09/28
  • 読書感想:王家の遺伝子 - ネギ式

    前回読んだブルーバックスが面白かったので、またブルーバックスを借りてみたのである。 「DNAが解き明かした世界史の謎」という副題が付いている。主にリチャード3世とツタンカーメンの話だが、それ以外にいろいろな雑談が混じっている。DNAと世界史絡みの雑談という感じである。つまり、私にとっては実につまらないであった。広くてすごく浅いである。 たとえば、壬申の乱の血縁関係なんかも書かれているが、それはこののテーマであるDNAとは何の関係もない話である。万世一系の日の天皇についてはDNA分析されることはあり得ないので、そこに掲載されている家系図と比較するべきDNAデータは現在も未来も存在しない。 デザイナーベービーのことまで書いてあるのだ。いや、こののテーマとそれは関係ないでしょうよ。とにかく広い範囲のことが書いてあり、驚くほど浅い内容である。 リチャード3世だけ、あるいはリチャード3世

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    torus1 2019/08/31
  • 読書感想:巨大ウィルスと第4のドメイン - ネギ式

    ブルーバックス。ああ、ブルーバックスは気安く読めていい。 ウィルスらしからぬ巨大なウィルスが(次々と)発見されたという話。しかも大きさだけでなくパンドラウィルスとか形がウィルスらしくない。 それ自体も面白いのだが、その先、生物の進化の話へと繋がっていく。生物の定義として細胞という単位があるが、細胞は複雑な構造なのでいきなり細胞を持った生物が出現したと考えるのは難しい。細胞の前の状態があるはずだ。それを生物と呼ぶかどうかは別にして、細胞を持たないDNA複製する存在があったと推測される。そういう存在が今も残っているのかという疑問はまた別である。 しかし、巨大ウィルスの発見によって、巨大ウィルスこそが細胞を持つ以前のDNA複製存在の末裔ではないかという考えが出てくる。なかなか面白い。この仮定からは、一般のウィルスの起源もDNA複製存在であるという可能性も出てくるからである。 巨大ウイルスと第4の

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    torus1 2019/08/26
  • 読書感想:王都の二人組 - ネギ式

    なろう系の影響が海外作品にも……そんな訳ははない。 訳者あとがきの最初に作者の言葉が引用されている。 「昨今のファンタジイって長いし暗いし重いし、読んでいて肩が凝っちゃいませんか?」 これで嫌な予感がしたんだけど、まさにそうであった。俺にとってはハリー・ポッターと同じくらいつまらない作品であった。表紙を見るとちょっとBLっぽいんだけど、実際はそうではなく、いっそBLだった方が良かったような気がする。 盗賊が活躍するピカレスク・ロマンってどこがピカレスク・ロマンやねん。ピカレスク・ロマンっぽいのは最初の導入部だけやん。それも後からの説明で悪そうにしているだけ。賢そうな王女様は後半は囚われの姫君という人形化するし、馬鹿みたいな王子は後半になると出来た王子人形みたいになるし。越後屋、お主も悪よのうという敵側の目論見ばらしもあるし。差別されているエルフを主人公が助けたりするし。 後半のアクションシ

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    torus1 2019/08/12