ブックマーク / nonsugarcafe.hatenablog.com (28)

  • Googleマップを使ってサイクリングルートを作ろう - 自転車旅CAFE

    少し前になりますが、ふだんご自身ではルートを引かない方、引いたことがない方向けに、GPXファイルを作る講習会をやりました。敷居の高いルート作成サイトは使わずに、Googleマップのルートを使う方法です。 そのときの資料をすべてここで起こしなおすのはあまりにもご苦労さまなので、PDFをそのまま置いておくことにしました。

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    torus1 2020/10/29
  • サンライズ出雲のおもいで - 自転車旅CAFE

    2018年9月。 三連休前夜の金曜日、僕は東京駅にいた。ステンレスの無機質な電車車両が行き交うホームは、その出入りに合わせて人の流れのあわただしくて、週末前夜にふさわしかった。誰もが仕事帰りで、誰もが一週間分の結果を背負っていた。それは積みあがった疲労である人もいるだろうし、やり切った成果を心地よく背負っている人もいるだろう。長いスパンの仕事の人は週末でそれが途切れないように、週明けへのコネクション・ポイントを探っているに違いない。きり良く、この週末で荷を下ろした人もいるんだろう。 そんな日常の延長のなかに、明らかに異なったオーラを放ちつつ、電車が入線してきた。寝台特急サンライズ。シックなベージュとエンジの2色に塗り分けられた(実際には金色の帯が細く入っているので3色なのだけど)車両は無機質ではなかった。形式的ではあるけれどおもてなしの雰囲気と、旅の始まりを強烈に印象付けた。誰もが足早に行

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    torus1 2020/04/22
  • 紀行文学とか - 自転車旅CAFE

    旅とは、旅である。それはそうだ、そうでないはずがない。こんなふうに書くのも恥ずかしい。ほかに書きうる表現はないものか、じつに幼稚である。 とはいえそれはあえて書く真でもある。おそらくほとんどの人にとって、それはそうである。それ以上でもなければそれ以下でもない。旅は旅以上でなく旅以下でない。旅の目的は旅をすることであって、旅をしたいから旅に出るのである。往々にして、たいていは、大半が、ほぼ例外なく。 そうでないとするなら。 写真の心得がある方がいよう。ときにその人にとって旅とは、写真である、となりうる。逆は必ずしも真ならず、ながら、なかには写真とは、旅である、とまでいい切れる人がいるかもしれない。旅に出てはレンズを向け、カメラに収める。あるいは自他の写真を見ては欲をかき立てられ、またカメラを持って旅に出る。 ◆ 旅は、文学である。そして、逆も。文学は、旅である。 僕が文学を語るなど次元が異な

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    torus1 2020/04/19
  • 美濃たび鉄道沿線2Days - Day2 名鉄美濃町線・長良川鉄道編その2 (Mar-2020) - 自転車旅CAFE

    旧名鉄美濃駅をあとにした僕は、ここから長良川鉄道の沿線旅を始める。長良川鉄道はその名の通り長良川に沿って走る鉄道で、美濃太田を出て関からは終点の北濃に至るまで長良川と並んで行く。国鉄時代は越美南線という名で(現在も路線名は長良川鉄道・越美南線)、変わることなく同じ区間を走っていた。越前の「越」と美濃の「美」なので、当然福井を目指していた。福井からも岐阜を目指し越美北線が敷設され、現在もJR西日の路線として走っているが、結局両者が峠で手をつなぐことはなかった。一の路線として、晴れて越美線となることはなかった。 いっぽう長良川に沿う道路のほうは、国道156号がある。こちらは美濃太田ではなく岐阜を起点とし、長良川に添い遂げたあとは福井県ではなく富山県を目指す。白川郷から砺波平野を通って高岡に至る国道である。 国道は地域の幹線道路であり、交通量も多く大型車も頻繁に往来するため、幾人かの人から並

    美濃たび鉄道沿線2Days - Day2 名鉄美濃町線・長良川鉄道編その2 (Mar-2020) - 自転車旅CAFE
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    torus1 2020/03/29
  • 美濃たび鉄道沿線2Days - Day0 計画・出発編 (Mar-2020) - 自転車旅CAFE

    事前から決めてかかりすぎると大ごとになる。もっと日帰りの延長のような気軽さでで臨めないか。そのフットワークの軽さを認識したのが昨年の奥会津の旅だった。錦秋の折、紅葉前線の進みとお天気から出かけることを決めた金曜日、自転車旅仲間のうっちぃさんに明日どうですかと声をかけた。その後とんとんと話は進み、ルートを引き待ち合わせの時間を決めたところでうっちぃさんがいった。「泊まってもう一日楽しもうと思うんです」──その言葉に驚くも、日帰りの荷物に少しばかりの必要なものを足してそのまま出かけた。何のことはない日帰りを二度するだけだ──そのスタンスで旅の足回りは軽く、でも充実度は二倍をはるかに上回った。この手軽さは魅力的だった。 もっとも事前から決めてかかる旅だって悪くない。少しずつ煮詰まっていく計画、肉付けされていく情報は、旅程が近づくにつれ気分が高まる。ワクワクが止まらなくなる。旅は当のところ計画が

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    torus1 2020/03/24
  • 群馬・沢渡温泉 - 自転車旅CAFE

    群馬には、僕の興味を引く温泉がたくさんある。草津、伊香保、水上──そんな有名温泉地もいいけど、それらとは一線を画す、というより、もうベクトルを別にする温泉たち。四万(しま)、法師、尻焼……。 四万温泉に出かけたときのこと。お湯に感動し、体に残った温かさとともに長いことそれに浸っていた。四万温泉は分断国道353号の行き止まりに位置するので、単純に行った道を帰ってくるのみ。その国道から途中分岐する県道がある。暮坂峠を越えて六合(くに)へ至る55号、中之条草津線だ。四万温泉からの帰り、国道353号から分岐する県道55号の青看標識に「沢渡(さわたり)温泉」の文字を見た。 次はここだなと、それからずっと心に刻んでいた。 ◆ 寒の戻り、なかでも花冷えっていうのは珍しいものじゃなくて、今年の暖冬ですっかり季節感を失った早咲き桜が咲くなかでも雪の予報が出た。東京でさえ満開のソメイヨシノに雪が積もることは何

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    torus1 2020/03/18
  • 茨城県西・県南と筑波山(Feb-2020) - 自転車旅CAFE

    ガストでモーニングをべた。春日部で朝からやっている喫茶店って、西口からずいぶん行ったところのコメダと星乃くらいで、東口には皆無だった。唯一春日部市場内に喫茶店があるのだけど日曜日はお休みらしく、やっと見つけたのが国道沿いのガストだった。 トーストにマーガリンを塗り、地図を見ながらべる。下総利根大橋を渡ろうと思う。 下総利根大橋は利根川に架かる橋だ。橋の数が少ない利根川は──だいたい10キロおきくらいしかない──、川を越えるため橋に車が集まってくるので混雑しているところが多い。そんななかでこの下総利根大橋はいつだってガラガラだった。道が幹線道路と直接つながっているわけじゃなくわかりにくい場所であることと、有料道路であることが要因だと思う。人と会話するときは下総利根有料と呼ぶことが多かった。 その閑古鳥有料橋が今年1月、無料開放された。 www.i-road.or.jp 渡ってみよう。 (

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    torus1 2020/02/26
  • 東武日光線沿線ひたすら自転車旅(Dec-2019) - 自転車旅CAFE

    自転車で鉄道線路沿いを走るのが好きだ。ここでも前、それに触れた気がする。──確かそのはず。忘れてる……、まあいいや。 電車に乗って車窓を眺めていると、明らかに幹線道路とは違う道が並行して続いている。線路わきをぴったり並走することもあるし、少し距離を置いて付きつ離れつしながら進むこともある。畑の中にぽつんとある広い豪農の家をかわし、突然現れた緑深い雑木林の中を抜け、また車窓に戻ってくる。あるいは線路に沿っていた道が突然踏切で反対側へと渡ってしまう。そんな多くは路地や里道だ。車窓効果──額縁的な絵を引き立たせるスパイスと、窓ガラスというフィルターを通したうえでの想像力・妄想展開の相乗効果──はあるにせよ、ああ自転車で走ってみたい道だな、と想いにふけってしまうのだ。 テレ東・土曜スペシャルで企画される福澤朗アナの『鉄道沿線ひたすら歩き旅』なんか見てしまうと、これを自転車でやりたいぞと思ってしまう

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    torus1 2019/12/20
  • 緑のもみじロード(Nov-2019) - 自転車旅CAFE

    風邪を引くのは悪くない。むしろ年に一度や二度は風邪を引くべきだ。そのほうが体は強くなるし定期的に抵抗力がアップデートされる。これは持論である。だから風邪を引くことはかまわない。 しかしよりによってだ。今日は木曜日である。 午後に入ったころから腰と股関節に鈍痛が感じられた。それが時間を追うごとに重みを増していく。「寒い?」同じ部屋で仕事をしている同僚にそうやって聞くと、「寒いですよ、今日は」という。最低気温の底を更新し、雨がときおり降る日差しのない一日は、寒い日なのか自分の寒気がそうさせているのか区別がつけられなかった。鼻の奥から伝わるような頭の痛みもつらかった。「明日はもっと寒いらしいです」同僚はそう付け加えた。 定時になると僕は同僚に今日はこれで上がるよといった。なんだか熱っぽい気がすると伝えた。 「明日、さらに寒いらしいから無理しないで休んだほうがいいですよ」 僕はありがとうといい、今

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    torus1 2019/12/06
  • ハンバーガー・ハンバーガー - 自転車旅CAFE

    そういえばハンバーガーって久しくべていなかった。 洋のハンバーグはよくべるくせにハンバーガーをあまりべない。マクドナルドのハンバーガーをべると胃もたれしてしまうからかな。でもマクドナルドのハンバーガーはハンバーガーとはまた別だ。あれは「マクドナルドのハンバーガー」というものだ。駅そばがそばとは違う「駅そば」というものであるように(僕はそばも駅そばも大好きだが、別の認識である。駅そば店のレビューで「悪くはないがそばとしては失格」みたいな批評を見ると悲しくなる。並べるべきものじゃない)。 ハンバーガーの話だ。 ここのところ偶然であろう、フォロワーさんのハンバーガーをべに行くブログやツイートを立て続けに目にした。 雨の週末。自転車には乗れないし、気も滅入るような雨降り。誘われていた──しかしながら企画はするという──サイクリングが中止になった日でもあった。それはそれでよかった。乗り気

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    torus1 2019/11/27
  • せっかい - 自転車旅CAFE

    地図には地図記号というピクトサインが描かれていて、そこに何があるかとかそこがどういう土地であるかということを示している。地図記号のなかに鉱山を示すマークがあって、こんな絵柄だ。 国土地理院による地図記号の説明では採鉱地(さいこうち)という。 こういった界隈は、僕のような自転車に乗って旅をしようという者には、「ダンプの往来する場所」という意味で──こうやって書くとまるでアイヌ語源の地名の説明みたいだね──避けて通りたい場所だったりする。 地図記号って国土地理院の地図でもないと描かれていないからなかなか目にすることはないんだけど、たまに国土地理院の地図を見るとつい目が行っちゃう。 で、この採鉱地の記号が目に入ってくるわけ。 採鉱地の地図記号は補足として何を採鉱しているのか書くことになっている。採鉱地は、例えば僕らには悪名高きダンプ街道たる栃木県佐野市の葛生(くずう)町一帯を見ると、目にすること

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    torus1 2019/11/24
  • 秋深し会津旅2Days - 2(Nov-2019) - 自転車旅CAFE

    (その1から続く) 駅の改札をそのまま出てきた人もそれなりにいたのだけど、知らぬ間にみないなくなってしまった。もっとも降車客の行く末を観察していたわけでもなく、僕は僕で輪行してきた自転車の組み上げを離れたところでやっていたのだから、それがわからなくたって当然といえば当然。歩いて帰る人ならそのままどこかに歩いていくし、車で迎えに来てもらった人もいるだろう。ロータリーを出入りする車をいちいちチェックしていたわけでもない。気づいたらもう数人しか駅前にはいない。ただ待っていたタクシーが出払ったようすはないから、タクシーに乗った人はいないんだろう。少ししてバスが入ってきた。白地に紺と赤の帯が施されたバスで、「内川」と行き先が書いてある。ここが始発なのか空車でやってきた。あるいはここまで乗客なんていなかったのかもしれない。バスには二十歳くらいの眼鏡の女性がひとり乗った。それきりだった。彼女は自分以外に

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    torus1 2019/11/08
  • 秋、栃木県北紅葉めぐり/後編(Oct-2019) - 自転車旅CAFE

    (前編から続く) 「寒いです」 そう僕は答えた。坂を上ってくるあいだは青い空から覗く日が差し込んで暖かかったし、急な勾配もあったからそこでは汗もかいた。栃木県道249号・黒部西川線、鬼怒川から川治と走ってこの道に入った僕とうっちぃさんは、土呂部(どろぶ)を経てようやくこの道のピークにたどり着き、越えた先で望んだ山々の、目の当たりにした紅葉風景に息をのんで足を止めていた。 さまざまな色の木々が織りなす紅葉の情景に見惚れ、その衣(きぬ) をまとった全方位の山々に圧倒されていた。日常的に自分界隈で目にしている色って果たしてどんなだっただろう──僕の記憶にある色の平均的概念を壊し、いとも簡単に掃いて捨ててしまった。これは大自然だ。これが大自然だ。それしか思いつかない。 ピークを越えて、同時に空気が変わったのを感じた。風が冷たいのだ。峠の向こうとこちらで気温が明らかに何度か違うのだ。心地よさも覚えな

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    torus1 2019/11/02
  • 米を見、米を食う - 魚沼スカイライン/後編(Sep-2019) - 自転車旅CAFE

    (前編から続き) 魚沼展望台は魚沼スカイラインのなかで最も高い場所にある。魚沼盆地を一望でき、石打、大沢、塩沢、六日町と魚野川流域にだんだんと広がっていく日の穀倉地帯の風景が手に取るようにわかる。それと同時に六日町や十日町の展望台ではなかなか見えなかった、湯沢町へと続く風景も見ることができる。山々に囲まれて徐々に狭まっていく平野部をやがて飲み込み、その背後に壁のようにそびえるのは日の屋根だ。連なる山の稜線は中央分水嶺を結ぶ線でもあり、向こうは太平洋側ということだ。 僕はしばらくこの景色を眺めていた。 たいして人の来る場所じゃなかった。僕がここに着いたときにすれ違い帰って行った老夫婦と、車でやってきてiPadで写真を何枚か撮ったらすぐに出ていった中年夫婦がいたくらいだ。あとは僕ひとり。長々と何をしているのだろうと思われたかもしれない。あるいはこんな景色をただ眺めて何か楽しいのだろうかと思

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    torus1 2019/09/14
  • 流されるまま日本海へ(Aug-2019) - 自転車旅CAFE

    前夜、ビジネスホテルの狭い部屋でずうっとだらけていた。夕飯に米沢の名物駅弁『牛肉どまん中』を買ってきて、味噌汁代わりにカップラーメンを添えた。ダラダラとローカル局のTVを垂れ流しながらそれらをべ、終えてひと休みしてから買い出しに出たときに一緒に手に入れたワン・ドリップのコーヒーを淹れた。飲みいしたものはみなゴミ箱に放り込んでしまえばいいし、あとはベッドの上でごろごろ過ごせばいい。こんなぐうたら、そうはない。極上の至福。コーヒーは三杯目。 明日の行動をどうするか決める必要があった。家族には状況によってはもう一泊してくると伝えていた。しかしそれは難しくなっていた。明日、台風10号がやってくる。 そんなこともあって宿泊地をここ米沢にした。もうどうにもならなければ朝、ここから列車に乗って福島に出て、そのまま家に帰ろうと思っていた。そうするのなら山形や上山にいるよりも、米沢にいるほうが断然都合が

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    torus1 2019/08/24
  • 雲のなかと雲のうえと雲海と御釜(Aug-2019) - 自転車旅CAFE

    雲が晴れた。これまで十数メートル先の視界ですらおぼろげだった。車の速度だったなら不安でならないほどの白い世界、それが晴れた。 当のところは奥羽山脈中覆域を覆っていた厚い雲の上に抜けただけだった。蔵王エコーライン。標高は1,300メートルを超えた。空が澄みわたるように青くて、太陽はまぶしいほどに明るくて、日の当たるところと影になっているところの明暗のコントラストが強すぎて目がついていけない。夏が突き抜けていた。 僕は自転車を降りた。絶景を眺めるためにといえば聞こえはいい。でも残念なことに脚も体も動かなくて自転車を止めたに過ぎない。そしてこれがもう何度目かわからない。僕は自転車を置き、雲の深い海となったここまでの道のりを写真に収めた。僕の気分は抜けた青空とは逆に、今ひとつ晴れていなかった。 ◆ (日のマップ) (GPSログ) ◆ 「ナガさん、ナガさ~ん」 坂の途中、下って来た自転車から手を

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    torus1 2019/08/22
  • GPSiesの終息 - 自転車旅CAFE

    ルートラボが閉鎖するニュースが話題になった。来年の3月をもってサービスを終了するという。 かつて、マイクロソフトSilverlightの更新が止まり、それはルートラボの存続そのものだった。僕もルートラボでルートプランニングしていたからそれはもう痛手で、Internet Explorerを使えばSilverlightが動くとか、FirefoxをバージョンアップしなければSilverlightを動作させられるとか、いろいろな小手先の努力で使い続けてみた。こんな事長くは続けられないよなと思いつつ、ルートを作るにはそうするほかなかった。と同時に、「ルートラボはもうだめかもしれないな」と感じるようになってもいた。Silverlightが使えないなら、使わない方法でのサービス提供に変えるしかないわけだけど、そのときに試作されたJavascript版が、それはもう使うには値しない程度のもので、これ一

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    torus1 2019/07/29
  • 都夫良野・丹沢湖・西丹沢(Jul-2019) - 自転車旅CAFE

    開成(かいせい)という駅で降りた。神奈川県開成町、駅は小田急小田原線。小さな町である。町には駅がひとつだけあって、今までは小田原ゆきの急行に乗っていれば通過する駅だった。列車の窓から、動体視力の優れている日ならば駅名標を読むことができた。その通過駅が、昨年のダイヤ改正から停車駅になった。 いつものように新松田から走るつもりでいたのだけど、乗った電車が急行だったから、これまで降りたことのない新たな急行停車駅で降りるのもいいなと思った。ルートは、地図を見ながら多少修正すればどうせすぐに戻ることができる。 急行小田原ゆきの追加された停車駅は、さすがにそうしただけあってそこそこ人は降りた。でもびっくりするほどじゃない。自転車を抱えてゆっくり降り、他の乗降客がおおよそはけてから改札に向かえば、人もまばらな駅だった。でもこれは土曜日の朝8時過ぎだからなのだろう。平日の同じ時間はきっと多くの人の乗り降り

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    torus1 2019/07/19
  • 村上、塩引鮭、瀬波温泉(Jul-2019) - 自転車旅CAFE

    眠っていた。長らく。青空のもと、列車の窓から差し込む7月の強い日差しを背に受けながら、でもそれはじりじりと暑いわけでもなく、もともと気温がさほど高くない日に、列車内に冷房も入っていたから、中和されてちょうどいいくらいだった。眠るにはまさにうってつけだった。車掌が放送でまもなく終点の村上ですという。目覚めたときはもう終着だった。昭和の気動車が惰性走行で駅構内に侵入していく。エンジンはアイドリングしたきりで、がらがらがらがらと低回転でまわっている。それがやかましいわけじゃないのだけど、ほかのいろいろな音と混じり合って全体的にうるさくて、乗り換えの案内を告げる車掌の声はよく聞き取れなかった。もっとも僕にとってそれは重要な放送じゃない。終着の村上で降りるのだから。列車は車体を左右に揺らしながら転線し、到着ホームの線路に入る。僕は少しずつ目を開けていく。──寝足りない、もう少し寝ていたい。そうだ、今

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    torus1 2019/07/13
  • 白河から黒磯へ(Jun-2019) - 自転車旅CAFE

    会津田島から山を越え、白河まで下ってきた僕は、西郷(にしごう)村で気分よくラーメンべていた。時間もそれほど遅くなかったし、新白河から輪行して帰ろうかと思ったのだけど、もう少し走ってもいいなと思った。 天気は羽鳥湖あたりからずっと分厚い曇り空で、涼しいほどだった。雨だけ、降らなければ。 東北自動車道をくぐり、国道289号を横切った。──国道289号、午前中にも会津の下郷町内で横切った。僕は今日、国道118号で奥羽山脈を越えてきたが、国道289号はその少し南、甲子(かし)峠で越える。国道は峠を甲子トンネルで越えているが、このトンネルもおよそ10年ほど前にようやく開通した難工事箇所だった。古くから甲子峠越えは計画・着工されてきたが、当初の甲子トンネルや連続する橋梁までできあがったものの、その先のトンネルを造ることができず、最終的に大幅なルート変更をしたうえで現在の甲子トンネルのルートでようや

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    torus1 2019/06/08