保釈となり、無事チームに合流後に謝罪会見を行なったバレンティン。この事件は2014年シーズンのプレーに吉とでるか凶とでるか。 技術的な成長について言及する人は、ほぼいなかった。 来日3年目となった昨年、バレンティンがシーズン60本塁打の日本記録をマークし、その理由を取材して回っていたときのことだ。 それが不可解でならなかったのだが、今回、バレンティンが起こした事件の報道を見聞きし、少なからず合点がいった。 ADVERTISEMENT バレンティンが60本打つことができた理由――。それをごくごく簡単に言うと、ボールが飛ぶようになり、以前よりも打席の中での集中力が増した、ということだ。 容易にホームランが打てるようになり、イライラさせられることが減ったのだ。ボールを待てるようになった、という指摘はあったが、それもあくまでメンタル的な変化があってこその副産物のようだった。 1年目、2年目と31本