民主党の小沢一郎元代表は3日、フリーランスの記者らで作る「自由報道協会」(暫定代表・上杉隆氏)が主催する記者会見に出席した。小沢氏が同協会の記者会見に臨んだのは2月10日以来2度目で、前回に続き、上杉氏らがいう「既存メディア」は指名されなかった。 小沢氏は会見で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加問題について「菅直人首相が突然、打ち出した」と批判した上で、「時期尚早ないしは反対という結論になるのではないか」との見通しを示した。 一方、沖縄・尖閣諸島周辺での中国の活動や、北方領土へロシア政府要人が相次いで訪問していることに対し、「政府としての主張がないため、必要以上に侮られる」と苦言を呈した。元秘書の政治資金規正法違反事件に関しては「単純なミステークはあったと思うが、精いっぱいやってくれていた」とかばった。 会見には、フリーランスの記者に加え、産経新聞など新聞数社と、テレビ、雑誌記