『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』(1月21日公開)は、なにはともあれ、今年の日本映画のひとつの基準値、大きな壁になることは間違いないでしょう。 コンセプトが非常に明確・明晰で、そこに必要な技術の投入も、すべてぴったりピントが合っている。 はっきり言って、とっっっっってもよくできていました!!! このシリーズは、東宝による「山田洋次的なるもの」の継承だという言い方ができると思うのですが 最近WOWOWでダーッとやってる『男はつらいよ』各シリーズをなにかとちょろちょろ見てたら、 人情喜劇という以上に、ラブコメとしての精度の高さに改めて感心したり。 「恋愛する人」ではなく、「相談される人」としての寅さんって、心理学的にもすごいリアリティがあるんちゃうかなあと。 WOWOWの攻め方は現在貴重で、黒沢清監督の連ドラ(全5回)『贖罪』の第1回目も非常に面白かったです。 全ショットが怖い! 「テレビ