2011年9月13日。 ニンテンドー3DSカンファレンス2011に行ってきた。 結論を先に述べる。 「ニュースはなかった。それがニュースだ」 今日のニンテンドー3DS、31作品の新作タイトル発表をうけてゲーム専門誌は、「豪華ラインナップが大公開!」と報じるだろう。 たまたまであるが、私の席の隣には経済誌の記者が座っていた。開幕前に同僚記者同士でフィリピンパブの雑談をしていた。内心、「場をわきまえろ」と思っていた。時は過ぎ、岩田社長のスピーチが終了した。 その瞬間、ひとりの記者は「ソーシャルの話とか、全然出てこなかったな」と吐き捨てるような口調で感想を述べていた。類推するに、その経済誌記者は「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」とネガティブな報道をするのだろう。 煽か貶。 つまり、煽(あお)るか、貶(おとし)めるかの報道が大半になってしまった日本のメディアの中で、私はこの場を借り