時に奇妙な仕事に遭遇することがある。そのことに気づくのは、事が進んだ後だったりする。 あるプロジェクトで、アジャイル開発の専門家として招聘された。アジャイルに取り組みたいが経験者がいないため、その補完をしたい。行き詰まったり、ダメな感じになっていたらメンタリングして欲しい。こういう話はよくある。 話を聞いてみると、ハードウェアが絡み、かつ異なる組織の関係者が関わるようなプロジェクトで、これは状況の確実性を上げた方が良いと感じた。状況の確実性、つまり、決められることは出来る限り決める、むやみに先送りにしない。イテレーティブなプロセスの中で、徐々に状況を明らかにしていく、変更に適応的に臨む、こうした度合いを抑えた方が良い、と。 アジャイルとは、ウォーターフォールとは、という定義以上に、いまからやろうとしているプロダクトの性質、それに取り掛かろうとしているチーム、関係者の状態、さらにプロジェクト
![アジャイルなのか、ウォーターフォールなのか|市谷 聡啓 (papanda)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/561ec69b2fdcff59153d6bca1508a1cbf8a24b5c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F18088513%2Frectangle_large_type_2_08ff92e92940cd67bbd76daa594ad4eb.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)