ブックマーク / jp.ign.com (4)

  • 『Apex Legends』の「能力主義」に対する批判――競技性の低いゲームがランク制度を採用するとき

    ここ1週間ほど『Apex Legends』をプレイしている。人として大切なものをはるか昔に忘れたパスファインダーで縦横無尽にマップを駆け巡り、1v3を仕掛けて勝てるのはシルバーまでで、とうとうゴールドからスタックするようになり、ともにプレイしている友人たちのねばり強い説得に折れて、ジブラルタルに転向した。のべ15時間ほどプレイしてプラチナまで上がったが、あとはグラインド――堅実なプレイを固持してRNG(ランダム生成)の神に供物を捧げる行為――を続ければ、マスターくらいまでは上がると思う。どうすればランクが上がるのかは、わかっているからだ。 このゲームの戦闘は、抜群に面白い。すべての武器の使用感が洗練されていて、それぞれに強みがあり、理想的な地形や交戦距離に武器の特性がぴたりとはまったときなどには、こたえがたい快感をもたらしてくれる。キルタイムの長さとキャラクタースプライトの移動の速さが、空

    『Apex Legends』の「能力主義」に対する批判――競技性の低いゲームがランク制度を採用するとき
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

    ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて
  • 『聖☆おにいさん』熱のない実写化。それこそが正解?

    評価は人により大きく分かれるだろうが、新たな挑戦に戦略的に取り組んだ爪痕を感じることができた。 『聖☆おにいさん』は中村光による同名コミックスを原作にしている。聖人であるブッダとイエスの2人が、人間界(それも立川のアパート)でバカンスと称して慎ましく日常を送っているという設定のコメディ。仏教・キリスト教に関する深い(時に深すぎる)造詣がすべてギャグに昇華されており、ドライな笑いが特徴的だ。アニメ映画でのメディアミックスもされており、その際はブッダを星野源が、イエスを森山未來が声優を務めた。 さて、メディアミックス――特に漫画原作の映画化――は今や珍しくないコンテンツの形態となっているが、2、3年ほど前までは「日映画(ドラマ)はつまらない」と多くの観客が何となくそう考えていた。それ自体の完成度や芸術性、エンタメ性は二の次の商業だと思われていたのがその理由だ。「人気俳優と人気女優、知名度の

    『聖☆おにいさん』熱のない実写化。それこそが正解?
    tossyhtn
    tossyhtn 2018/11/02
  • 東京を舞台としたゲーム5選

    世界有数の大都会として、東京は様々な魅力をもったバリエーション豊かな街だ。私は10年以上、この街の住人をやっているが、まだまだ降りたことのない駅もたくさんある。そんな東京はオープンワールドゲームに適しているように思えるが、一概にもそうはいえないところがあるらしい。Rockstar Gamesは、「グランド・セフト・オート」(GTA)の続編の舞台を東京にしようと考えたことがあるそうだが、視察のために来日したとき「狭い路地が多すぎてオープンワールドゲームには向かない」という理由から断念したという。 私は自分の住んでいる街がゲームの舞台となり、知っている場所が登場すると興奮する。最近、時間を忘れてプレイしている「ペルソナ5」に行きつけのラーメン屋を元にした飲店や、休日によくランニングする公園が出てきたとき、思わず嬉しい気持ちになったし、ロサンゼルスやニューヨークに住んでいる人が羨ましくて仕方な

    東京を舞台としたゲーム5選
    tossyhtn
    tossyhtn 2017/08/30
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