2013-03-21 金融政策の基礎解説②:名目GDPに比べた貨幣量の過不足 金融政策の基礎解説 金融政策の基礎解説①:マネー量/生産量/インフレ/デフレ 金融政策の基礎解説①の補足+②の予告 からの続きです。予定を変更して、「貨幣量不足が名目GDP低迷(デフレ&実質低成長)の原因」というリフレ派の主張を検証します。 まずは日本銀行のマネーストック統計に基づいて貨幣を分類します。M1は支払(決済)手段に用いられる貨幣で、現金通貨と預金通貨(当座預金や普通預金)から構成されます。預金には他に、解約すると預金通貨になる準通貨(定期性預金等)があります。国内銀行等に預けられた預金+現金通貨がM2、全預金取扱機関に預けられた預金+現金通貨がM3です(⇒M2はM3の一部)。 基礎解説①に示しましたが、本来、M1残高と名目GDPは比例関係にあると考えられます。実際、1995年に超低金利政策が始まるまで
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