杉原千畝神話の虚実 日本とナチスドイツを同列に論じる左翼の詭弁を破砕する 掲示板で断片的に書いた話題について、今ひとつ、総括が必要な問題がある。そう思い、今度は杉原千畝氏と杉原神話について、史実から見た正確な姿を書いておきたい、と思い立った。 サブタイトルに記したように、この一件は、戦前の日本を同盟国ナチス・ドイツと同列に論じ貶めようとする、左翼勢力の陰険な宣伝の一環である。 左翼の宣伝手法の多様さ、巧妙さには正直脱帽するが、感心してばかりもいられぬ。嘘は嘘、史実でないことは史実でない、とはっきり反論しなければ、左翼はつけ上がるばかりだ。 リトアニア副領事(領事代理)だった外交官・杉原千畝氏が、日本政府の訓令に背き、ナチスに迫害されたユダヤ難民に大量のヴィザ(査証)を発給し、その生命を救った。杉原は「日本のシンドラー」である。そういう書物が巷に溢れている。 外務省外交史料館のロビーには杉原