田舎でコンビニを開いた都会育ちの人が思ったこと - G.A.W. 私は、中学生の時に一緒にバンドをやっていた友人に「おまえは東京へ行く人間だからな」と言われたことがある。 ギターを弾いて作詞作曲をするくらいには好奇心の強い少年だったその友人は、一方でこの文章にうまく書かれている田舎のしがらみのまっただなかにある家に生まれた人で、その鬱屈とした気持ちを何かの時にそういう言葉で私にぶつけてきた。 ただ、それは、そんなに強い言葉ではなく、その後もバンドは続いたし、別の高校に進学した後も友人関係は続いた。 彼の予言通りに、私は東京の大学に進学して東京で就職して、しばらくして連絡は途絶えてしまったけど、その言葉は今でも時々思い出す。 最後に会った時、地元の大学に進学した彼は、私よりずっとオシャレな、「今風の大学生」をやっていた。すごくいい車で私を駅まで向かえに来てくれて、服も車も単に高いだけでなくけ
先週末、シリコンバレーの東大同窓会ランチがあって行ってきた。60人ほど参加して大盛況だったのだが、そのとき、一緒のテーブルに座った人たち(年代は30代がメイン)の親の学歴: 6人の親が高卒・中卒。大学を出た親がいるのは2人だけ。 (親大卒2人のうち一人は韓国出身で今もご両親はソウルにいるそうなので、純粋に日本育ちの人という母集団で大卒の親がいるのは一人だけであった。) なんでそんなことを聞いたかと言うと、実はかねがね「アメリカに勝手に来て住んでいる東大卒業生には、親が大学を出ていない人が多いのではないか」という仮説を持っていたので、「・・・と思うんですけど、皆さんは?」と聞いたのである。(ま、こういうことが正々堂々と聞けるのも、自分の親が高卒という強みがあるからではある。) 仮説を持った理由は、アメリカに来てから「両親高卒」とか「両親中卒」という東大卒の人に複数出会ったから。それまで、日本
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