佐賀県鳥栖市の中学校の男子生徒が、同級生から暴行を受けたり現金を脅し取られたりする悪質ないじめを受け学校に通えなくなったとして、鳥栖市や同級生などに1億2000万円余りの賠償を求める訴えを佐賀地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのは佐賀県鳥栖市の中学3年の男子生徒とその家族です。 訴えによりますと、男子生徒は鳥栖市の市立中学校の1年生だった3年前の4月から10月まで、複数の同級生から教室の中などで殴る蹴るの暴行を受けたり刃物を突きつけられたりしたうえ、現金合わせておよそ100万円を脅し取られるなどのいじめを受けたということです。 また、男子生徒は学校側が適切な対応をとらなかったこともあって精神的に追い詰められ、PTSD=心的外傷後ストレス障害を負って1年生の秋から学校に通えなくなっているとしています。 そのうえで、学校での学習や成長の機会を奪われたとして、鳥栖市や同級生8人などに対し