P40(Carro Armato P40)またはP26/40(Carro Armato P26/40)は、第二次世界大戦中にイタリア王国で設計・開発された重戦車である。公式呼称「カルロ・アルマート P40」は、カルロ・アルマートは「装甲車輌=戦車」、Pは「Pesante(ペサンテ、「重」の意)」、26は車重が26t、40は1940年制式であることを示す。 設計は1940年に開始されたものの、イタリアが連合国との休戦に調印する時期までに、ごく少数の車輌しか生産されなかった。またその後、生産された少数の車輌はドイツ陸軍によって使用された。 経歴[編集] 1940年6月にイタリアは第二次世界大戦に参戦したものの、当時、イタリア陸軍は3個機甲師団(戦車師団)を有する他に、装甲車を装備する「快速師団」や「騎兵連隊」と呼ばれる部隊も複数有していたが、そのほとんどは、二人乗りで重量わずか3t強のL3快速