安倍晋三元首相の国葬が終わった。ただ、安倍元首相とともに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡るあれこれも葬ろう……というわけにはいかない。語られざる問題が気になっていた。そもそも政治家は宗教を信じているのか? 統一教会、政治と宗教、そして神。2回にわたり、自民党元幹事長、石破茂さんと考えた。【吉井理記】 自身も世界日報元社長と「面識あった」 石破さんと言えば自民党の調査に「旧統一教会と接点があった」と答えた国会議員180人のうちの一人。2015年に関連団体の会合で講演し、17年には系列メディア「世界日報」元社長から10万円の献金を受けていた。 詳しくは「後編」で触れるが、自身はクリスチャンでありながら、浄土宗の檀信徒の国会議員で作る「浄光会」の会員でもある。さらに神道の核でもある天皇・皇室を厚く敬う。それでいて前述の通り、旧統一教会とも無縁とは言えない。 さまざまな宗教が交錯する石破さん
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