「as cool as a cucumber」=キュウリのように冷静になれ。 と英語ではキュウリを使った比喩がある。 この発言をしたのはアフシン・ゴトビ監督。 この日の練習では紅白戦を行ったが、何度かゴール前でチャンスがあったにもかかわらず、焦ってシュートを外す選手たちを揶揄したのだ。 しかも、その後に「だから我々には何本かのキュウリが必要ですね」と上手くまとめた。 何で英語では冷静＝キュウリと例えるのかは判らないが、アフシン・ゴトビ監督は、こういったメディア受けするコメントが実に上手い。 そう感じた練習後の囲み取材だった。

写真を見ると、一瞬何の練習？と首を傾げてしまいそうだ。チームの全体練習が終わると、指揮官はGKを縦に3人並べてシュートを始めた。あまり他では見たことのない練習方法だが、アフシン・ゴトビ監督によると「私のアイデア」だそうだ。 これを見ていたスタンドからはGKが横っ飛びをする度に大きな笑いが漏れた。というのも、指揮官の放ったシュートに対して3人が一斉に同じ方向に飛ぶ。3人一緒に転ぶ。すると、まるで吉本新喜劇のようなズッコケシーンが生まれるからだ。 しかし、この練習方法にはしっかりとした裏付けがある。縦に3人GKが並ぶことにヒントがあった。前の選手がブラインドになった中でのシュートへの反応速度を上げる意味もあるし、前の選手が少しでも触れた場合は思いもしない方向にボールが変化するなど、色々な場面を想定した練習方法だ。 また、別の角度からのシュート練習の祭には味方のGKが邪魔をする。これは混戦を想定

#長谷川監督の退任報道があり、そこからは市川選手、伊東選手らベテラン選手の契約もしないことが報道された。そのこともあってか、この日(23日)は三保の練習場に1000人近いサポーターが集まった。 スタンドの後ろには、市川選手、伊東選手の横断幕が張られた。 そして、全体練習が終わると一斉にサポーターが立ち上がり、背番号1番の山本海から順番に応援のコールがこだました。 それは監督やコーチ、スタッフにも同様に贈られた。声援を送られた西部は、｢凄い人数で驚きました。コールも嬉しかった｣と振り返る。 いつにも増して早い時期に移籍の話が表に出たことでナーバスになっている感はあるが、最後まで応援して送りだそうというサポーターの心意気が練習場を包んだ。