自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターの大阪会場となることが今月3日に発表された大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)。人気歌手やバンドのライブ、医学系の学会など、既に入っていた全ての催事が17日から8月24日分まで取り消された。一方的な決定を伝えられた主催者側には補償の有無や内容、誰が補償するかも明らかにされず、困惑が広がっている。 在阪エンタメ業界各社のまとめによると、情報解禁前のものを除き、期間中に予定されていたライブは25公演。販売済みか、販売予定のチケットは約4万2千枚で、その損失だけで3億3千万円に上る。