自身を実験台に女性の身体のセルフケアを訴える原田純さん(62) 自分の女性器を丁寧にセルフケアし、口にしづらい悩みの解決を――。3月に出した著書「ちつのトリセツ」(径書房)で、タブー視され、放っておかれがちな部位をいたわろうと呼びかける。 3年前、仕事を通じて知り合った助産師に、「あなたの膣(ちつ)は干からびている」と指摘され、衝撃を受けた。今は離婚した夫と20年以上、セックスレスだと明かした時のこと。膣は粘膜に覆われた筋肉なので放っておくと乾いて縮まるが、手入れをすれば潤いや弾力を取り戻し、排泄(はいせつ)障害や骨盤臓器脱などが改善する可能性があると聞いた。 効果を実証しようと女友だち…
