タグ

ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (181)

  • 「思春期は自由な季節」vs「○歳までに××してない人は置いてっちゃいますからねー」 - シロクマの屑籠

    「思春期は自由な季節」。 自分が何をやるのか・自分が何者であるのか・自分がどこに住むのかを試行錯誤できる、モラトリアムな季節、思春期。その自由奔放といわれる思春期は、かつて、大学卒業ぐらいまでといわれていたらしい。それが二十年ぐらい前には「思春期は30歳まで」と言われるようになり、近頃は「いやいや35歳ぐらいまでが思春期でしょ」と言う人もいる。字義通りに解釈するなら、思春期が延びたということは、自由に生きられる時間が延びたということになるし、おめでたいことである。 しかし、思春期の延長はめでたいことばかりではない。 「思春期とは自由な季節である」というのは、いわば表のルールのようなもので、実際にはもう一つ、裏のルールがある。 裏のルールとは、「○歳までに××していない人は置いてっちゃいますからねー」である。現代社会が思春期と呼んでいる時期には、一定年齢になるまでにやっておかなければできなく

  • 「身にまとった雰囲気を自在に操るための方法」について - シロクマの屑籠

    http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/12/03/180429 「身にまとった雰囲気を自在に操る」――これが出来たらいいなぁと思う人も多い一方で、意識しながら実践している人はあまりいないのではないかと思う*1。もしも、誰もが実行可能なことを技術と呼び、誰もが実行可能とは言えないノウハウを魔術と呼ぶとしたら、「身にまとった雰囲気を自在に操る」は魔術と呼ばざるを得ないのかもしれない。 けれども「身にまとった雰囲気の操作」を身につける術が全く無いわけでもない。face to face なコミュニケーションの実践機会に恵まれ、自分自身の感情の流れと矛盾しない範囲で雰囲気を模索できる人の場合、部分的には「身にまとった雰囲気の操作」は可能だと思う。そのあたりについて、私見をだらしなく書いてみる。 身にまとった雰囲気を操るには、自分の感情を操れ

    「身にまとった雰囲気を自在に操るための方法」について - シロクマの屑籠
  • 孤独感がデフォルトになった時代 - シロクマの屑籠

    第三者からみて孤独そうに見える人が必ず精神的に打たれ弱いかと言うと、そうでもありません。少数ながら、孤独に対する耐性が異様に高い人が存在しますし、第三者からは目に見えにくい繋がりをどこかに持っている人も珍しくありませんから。しかし、人自身が孤独に悩んでいるような人――つまり孤独感に苛まれている人―――は、必ずといってよいほど精神的に打たれ弱いように見受けられます。 独りぼっちは辛いんですよ。 「自分は独りではない」と感じている人が新しいことに挑戦するのと、孤独感に苛まれている人が新しいことに挑戦するのでは、体感されるストレスが何倍も違ってくるのではないでしょうか。世の人間の大半は、どうやら孤独には弱いようにみえます。「自分は独りぼっちではない」という感覚無しには生きていけないというか。[誰かが自分のことを見てくれている感覚][誰かが自分と一緒にいてくれる感覚]を持っている時なら簡単に我慢

    孤独感がデフォルトになった時代 - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/12/20
  • 世の中には「書く」ことが好きで好きでしようがないブロガーがいる - シロクマの屑籠

    非モテはてなーが有料メルマガや単著を出せる分水嶺 - syncのにっきver3.0 リンク先について、ちょっと思ったことを。 ブロガーのなかで「単著」とか「有料メルマガ」で“生活の糧”を得ている人って、当にいるんですかね?いるのかもしれませんが、私の周囲にはいないような気がします。medtoolzさんにしても、ココロ社さんにしても、まなめはうすさんにしても、まず業ありきで、それとは別に、ネットで文字を書いていたら出版に繋がっちゃった、という話ではないでしょうか。 世の中には、出版とか有料メルマガとかで“プロ”をやっている人達もいます。しかし、そういうプロがブログを経由して(まして非モテはてなユーザーを経由して)プロに到達したという類例は知らないので、ブログを経由して“物書きとして生活の糧を得る”のは難しいと思っています。たぶん、他のルートで目指したほうがいいんでしょう。 それはそれとし

    世の中には「書く」ことが好きで好きでしようがないブロガーがいる - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/10/24
    わかる(そして私は読むことが好きだ)
  • 私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠

    今でこそ私は、精神科医という、他人の社会適応やメンタルヘルスを気にする仕事に就いているが、かつては自分自身の社会適応やメンタルヘルスにこそ問題があり、学校生活から落伍していた。いや、当は今でも自分自身の社会適応に問題はあるだろうし、だからこそ人間の社会適応を学び、実践することに拘っているのだろう。 1.私はもともと古い地域社会の出身で、そのコミュニティのなかでは概ね上手くやっていた。私は我の強い、そのくせコミュニケーションの機敏に疎い子どもだったと思う。しかし地域の年長者達はそんな私の取り扱い方をよく心得ていて、私のほうも彼らを慕っていたので、コミュニケーションに困ったことはあまり無かったと思う。私は小学校に行くのを楽しみにしているような子どもだった。 しかし幸せは長く続かなかった。中学校に入り、地域社会の外側の生徒にまみえるようになると、私は年長者の保護を失った。“よく知らない同級生と

    私が不登校から精神科医になるまで - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/10/19
  • 劇場版『魔法少女まどか☆マギカ 前編』を観て気づいたこと - シロクマの屑籠

    『魔法少女まどか☆マギカ』を映画のスクリーンで眺めたら幸せだろうなと思って、公開初日に見に行ってきた。概ねテレビ版に沿った内容で、現時点では大きなストーリー上の逸脱は無かった。だからネタバレを気にせずに所感を書き残しておこうと思う。 【鑑賞環境とチケット購入時の状況】 ・田舎の国道沿いのシネコンにて前売り券を購入。公開初日の最初の時間帯にもかかわらず、一時間前に映画館に行って空席が30席ぐらい余っている感じだった。グッズ売り場にはたくさんの品が置かれていたが、「まどかとほむらのピンク色のクリアファイル」(参照:→こちら)だけは異常に枚数が少なくなっていた。幸い、ストックは大量にあるらしく、なくなって暫くしたら店員さんが在庫を補充していた。 ・観に来ているお客さんの男女比は6:4程度、意外なほど女性比率が高い。女性はほとんどが十代〜二十代で、単独で来ている人もいれば数名程度のグループで来てい

    劇場版『魔法少女まどか☆マギカ 前編』を観て気づいたこと - シロクマの屑籠
  • 相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。 - シロクマの屑籠

    恋人が自分をどう思っているか。 配偶者が浮気不倫をしていないか。 親友が自分に嘘をついていないか。 そういう確認作業と称して、親しい人に踏み絵を踏ませる人がいます。パートナーが当に愛してくれているのか、理科実験をやるように確かめる人がいます。なぜ、そういう事をしてはいけないのしょうか? 人の心を試してはいけないのはなぜか。 - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 上記リンク先の人は、理系的に考えて、合点のいく答えにたどり着いたようです。そしてはてなブックマークに寄せられた感想を眺めてみると、(株)はてな代表取締役のid:jkondoさんまでもが「素晴らしい」とコメントしていらっしゃるので、たぶん、素晴らしいんでしょう。でも、どのあたりが「素晴らしい」のか、私にはピンときませんでした。 もちろん、合理的に考えようとすることはいいことです。私だって、合理的に考えるのは嫌いじゃ

    相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。 - シロクマの屑籠
  • 大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠

    404 Blog Not Found:備忘録 - そもそもなぜ老は敬われてきたのか 「お年寄りを見殺そう」という第三極の政治勢力: やまもといちろうBLOG(ブログ) 最近、真面目そうな顔写真が入ってイメージチェンジした『やまもといちろうblog』と、アルファブロガーの小飼弾さんの『404 Blog Not Found』に、リンク先のようなディスカッションが出てきました。twitter等でたくさんの意見が寄せられているのを観るにつけても、そろそろ時代の潮目なのかな、と思わずにはいられません。昨今の高齢化・少子化を巡る情勢や時代の閉塞感を思うにつけても、「お年寄りどころじゃない。それより子育てを。未来を。」的な意識が高まってくるのは当然といえば当然でしょう。 もちろん私も、そういった話題に強い関心を持っていますし、そういう目線でメディアを眺めています。また、こうした社会全体の【お年寄り/子育

    大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/06/27
  • いつも見聞きしているアカウントが消えてしまった事について/はてな村の隣人がまた一人減った…。 - シロクマの屑籠

    日、『なんかねー、ブログ消した。』から始まる以下の文章をはてな匿名ダイアリーで見かけた。 http://anond.hatelabo.jp/20120616105328 上記が投稿されたのとほぼ時を同じくして、はてなid:nakamurabashiさんのblog『G.A.W.』の記事が読めなくなり、同一アカウントのミニblog等も読めなくなった。このことと文体その他から察するに、匿名ダイアリーの文章はid:nakamurabashiさんのそれだと私は断定した。 『G.A.W.』といえば、はてなダイアリー界隈――あるいは、はてな村界隈と言っても良いかもしれない――では著名なblogだった。著名なblogだったと思う。コンビニエンスストア関連の記事で不特定多数の注目を集める一方で、エロゲーについての感想やインターネット上での体験談など、ややマニアックではあっても読む人によっては記憶に残るよう

    いつも見聞きしているアカウントが消えてしまった事について/はてな村の隣人がまた一人減った…。 - シロクマの屑籠
  • 「真面目系クズ」と依存性 - シロクマの屑籠

    「真面目系クズ」というのを知った 完全に俺のことでワロタwww : 妹はVIPPER リンク先には、比較的新しいネットスラングと思われる「真面目系クズ」について意見が集まっている。私の知る限り、この単語は1〜2年前ぐらいから時々見かけたような気がするが、「非モテ」「非コミュ」に比べればずっと歴史が浅い。 さて、真面目系クズとはどういうネットスラングだろうか。ニコニコ大百科には、原典にあたる人物の発言を引用しながら、 ・非リア充であり、DQNのような明るさはない ・資格や勉学に打ち込んでいるとアピールし、それを就職から逃げる理由にする ・かといって気で打ち込んでいるわけではなく、他に勉強している者からすれば明らかにボロが出るレベル ・それでも自分は努力しているとアピールし、大言壮語を吐く。 努力しているけど要領の悪い者、自分がクズだと自覚している者とは明らかに異なるのである。現実から目を逸

    「真面目系クズ」と依存性 - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/03/26
  • “プレゼントを贈る”というソーシャルスキル - シロクマの屑籠

    今年のホワイトデーって、あまり盛り上がらなかったような気がします。デパ地下を歩いていても「ホワイトデーだからお菓子を売ってやるぜオーラ」の、鬼気迫る感じが足りないというか。バレンタインデーもそうですが、一時期の熱気が大分醒めてきているような気がしました。 そういえば、今年のホワイトデーは、事実上、二年ぶりのホワイトデーでした。去年は3月11日に東日大震災がありました。もともと衰え気味だったホワイトデーの気分は、この地震と、それに引き続くパニックや余震で全部吹っ飛んでしまいました。一年のブランクがあったことも、今年のホワイトデーが盛り上がらない一要因かもしれません。 地震の件はさておくとしても、ホワイトデーもバレンタインデーも、年々、地味な行事になっていっている感があります。「プレゼントを介して、人と人との繋がりを強める」って習慣自体が寂れてきているんでしょうか?もちろん「お金節約するほ

    “プレゼントを贈る”というソーシャルスキル - シロクマの屑籠
  • ニコニコ生放送で脱いでも「救い」になんてなりませんよ - シロクマの屑籠

    ネットで承認欲求を満たす少女達。その原因と責任と。 - Togetterまとめ リンク先で、こんな問題提起を見かけた。 曰く、「『ニコニコ生放送』などで脱いでる若い娘のなかには、悲惨な境遇を生きている人が多い。そういう子どもにとって、動画で脱いで承認欲求を充たすことが唯一の救いなっている。それを取り上げたら、地獄しか残らない」「規制には違和感を感じる」とのこと。 そう言われると言葉に詰まりそうにはなるが、考えてみるとやっぱりおかしいような気がしてきたので、以下に反駁してみる。 1.天下の往来で若い娘が服を脱ぐのは社会的にどうなのか まず、インターネットで――とりわけ公開範囲が無制限の領域で――若い娘が“脱いで”男の視線を集めるのは、公序良俗の観点からみてどうなのか。 ネットの生放送動画で服を脱ぐという行為は、天下の往来で服を脱ぐ行為とそんなに変わらない。昔、秋葉原の大通りで破廉恥なパフォー

    ニコニコ生放送で脱いでも「救い」になんてなりませんよ - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/02/29
  • “自尊心が低い人ほど、自尊心を高めるリソースも乏しい” に関して - シロクマの屑籠

    先日、厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査のなかに「所得が比較的低い人ほど喫煙率が高く、女性では肥満の割合が高い」というものがあった。 [参考]:平成22年国民健康・栄養調査結果の概要 |報道発表資料|厚生労働省 「所得が低い」ということは、おそらく金銭的に余裕が無いだけでなく、知識面も含め、健康増進に割り当てられるリソースが総合的に少ない、ということなのだろう。金銭に余裕が無い→ストレスが溜まりやすく、喫煙や大に走ってしまう→ますます金銭に余裕が無くなる という悪循環。喫煙や大の部分が“ギャンブル”に置き換わっている人も多そうだ。 この話を見ていて私は、「メンタルの領域でも同じ悪循環があるなぁ」と思った*1。例えば、自尊心や自信を欠いているせいでストレスが溜まりやすい→コンテンツやガジェットに溺れてストレス解消&劣等感をしばし忘れる→時間もお金も費やしてしまう→ますます自尊心や自信

    “自尊心が低い人ほど、自尊心を高めるリソースも乏しい” に関して - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/02/05
  • 運を耕せる人と、運を耕せない人 - シロクマの屑籠

    世の中には、運を耕す人と、運を耕せない人がいる。 これは日常生活を見ていても、インターネット上を眺めていても、そうだと思う。 「運なんて予想のつかないものじゃないか」と言う人もいるし、ある面ではその通りには違いない。幸運が舞い込むタイミングや偶然の絡んだアクシデントを正確に予期することは出来ない。だから、幸運をピンポイントで呼び込もうとしても、天気予報の無い時代に雨乞いをするより難しいだろう。 けれども視点を変えるなら、幸運や不運はある程度までレギュレート可能だ。 正確には、「幸運や不運が舞い込む確率を変動させる方法が存在する」と言うべきか。 特に、人間関係の絡んだ運、不運についてはそうだと言える。 例えば職場で、その場にいない人の悪口や短所を指摘していつも笑っているような人や、他人の心情を全く気にしない物言いをして平然としているような人は、幸運が舞い込む確率を積極的に下げているようなもの

    運を耕せる人と、運を耕せない人 - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/01/29
  • 自分が好きになるために、何が必要か (2012年1月中間報告) - シロクマの屑籠

    あれから10年、そしてこれからの10年 - 正義と微笑 十年以上前から、私は「自己侮蔑や劣等感の強い人が自分を好きになるための方法」を探し続けてきた。 しかしこの問題を学びはじめて気付いたのは、思春期にかかる“はしか”程度の軽い事例もあれば、パーソナリティ障害や発達障害といったハンディを背景に抱えた難しい事例もあり、深刻度のまちまちな人がいる、ということだった。 自分自身のことを嫌っている人のなかには、十年単位で自己嫌悪を抱いている人もいる――三十代を迎えても・良い職業に就いても・伴侶や家庭を持っても、自分のことが好きになれないまま人生を歩んでいく人が、世の中には案外たくさんいるようだった。“自分が好きになるためのライフハック”的な気休め書籍が流通しているのも、それだけ、自己嫌悪や劣等コンプレックスの類が変化しにくいのだろう。 では「自分のことが嫌い」という心境を、「自分のことが満更でもな

    自分が好きになるために、何が必要か (2012年1月中間報告) - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2012/01/29
  • 精神科医という立場を離れてハックルベリー(id:aureliano)さんの質問に答えてみる。 - シロクマの屑籠

    ※これは、こちらのおまけです。この部分は10/24ごろには削除する予定です。 「言及するということは、その言及対象に執着がある」という私の考え方からすれば、今回の岩崎夏海さんへの言及は、自分が岩崎さんに執着があったということの証明であり、このことは私にとって意外な発見だった。思った以上に、私はハックルベリーこと岩崎さんに執心していたらしい。 今回、岩崎さんから“はてなブックマーカー達”に質問が提示されたので、せっかくの機会、これに答えてみようと思う。精神科的な見立てではなく、一人の興味深い人物についての個人的人物評として。 ただし私は岩崎さんの、その巨大な自己イメージと執着に愛着を覚えているのであって、ストーカー的に岩崎さんのすべてのアウトプットを蒐集しているわけではないので、ところどころ、そっけないお返事になっていますがご容赦ください。 ・何でぼくのことを承認欲求の強い人間だと思うの?

    精神科医という立場を離れてハックルベリー(id:aureliano)さんの質問に答えてみる。 - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2011/10/21
  • 「承認欲求の赤色巨星」に会いに行く - シロクマの屑籠

    病院の待合室で待っている間に、ちょっと。 http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20111017/1318836288 http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20111019/1318990671 ベストセラー作家が、インターネットのなかでは辺境と言っても差し支えの無い、(株)はてな の社長やユーザーに対して繰り返し言及するさまを見て驚愕した。と同時に、その言及に際してのレトリックが尋常ではなく、id:aureliano氏こと岩崎夏海さんの作家性の一端を垣間見たような気がしたので、書きとめておく。 aureliano氏の自己イメージは、ベテルギウス並みの超巨星 一連の記事を見て私が連想したのは、太陽の数百倍の質量を持った赤色巨星・ベテルギウスだった。冬の空、ギラギラした赤い光を放つオリオン座の一等星だ。氏は、「Stay hungry, S

    「承認欲求の赤色巨星」に会いに行く - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2011/10/21
  • 目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠

    生涯所得を数千万円変える“当の”情報格差/若者よ書を求め街へ出よ? - デマこい! リンク先は、子ども時代の蔵書数と情報格差についての記事で、面白かった。 「子ども時代の蔵書数」が生涯所得と相関するのかどうかは知らないけれど、脳が急成長している時期にどんな体験をするかによって、子どもの能力獲得と素養の伸びしろが左右されるだろう、とは推定したくなる。 ところで、子ども時代の「読書」ってどんな体験だろうか。 人は、「読書」を「一人で黙ってを読むこと」だと思いがちだ。大人の目線で考える場合はそれで間違っていないし、だったら「蔵書数が多ければそれで良し」ということにもなろう。しかしリンク先の文章が対象にしているような、子ども時代の「読書」について考える際には、そういう捉え方では足りない。ここでは、子ども時代の「読書」がどういう体験なのかを踏まえたうえで、“読書格差”について考えてみる。 三種類

    目に見えにくい、子どもの“読書格差” - シロクマの屑籠
  • あるオタク精神科医の歴史 - シロクマの屑籠

    http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20110711/1310313274 p_shirokuma さんと、一番苦しんだオタク世代 『ある人間がオタクであること』『ある時代においてオタクと呼ばれること』のニュアンスには個人や時代ごとに違いがあるので、オタクである自分・オタクという趣味について他人に説明する際には、「どのあたりのオタクなのか」を具体的に記しておかないと、何を言っているのか不明瞭になってしまいやすい。特に最近は、“オタク”という単語のニュアンスが出涸らしのお茶のように薄まって、一体どのあたりを指しているのか分かりにくくなっているため、真面目に説明しようと思うほど、長々しい注釈が必要となる。 以上を踏まえたうえで、オタク精神科医として生きることを選んだ、ある人物の昔話を書いてみようと思う。「オタク」という一言で一緒くたに括られがちな人間やライフ

    あるオタク精神科医の歴史 - シロクマの屑籠
    toya
    toya 2011/07/18
  • “お金に困っている人は、えてしてお金がかかる” - シロクマの屑籠

    精神保健福祉の分野では、精神科医はわりと脇役で、社会復帰や自立支援にかかわる職種(市役所の福祉課職員、保健師、精神保健福祉士、民生委員 など。ときには警察官や弁護士も)がメインとなって連携が成立している。そうした、他職種の人達とお金の問題をディスカッションしている時に、ふと右のようなことを思うことがある。――「お金に困っている人は、えてしてお金がかかる」んじゃないか――と。 どういうことかというと、生活費が入ると右から左へ全部使ってしまう人や、いわゆる“やりくり”が出来ないというより“やりくり”が完全に欠落しているような人が、精神医療の内側にも、精神医療の外側にも、どうやらそれなりの確率で混じっているっぽいからだ。 1.買い物をする際に、金銭の節約という概念が無い。欲しいと思ったら我慢せずに買ってしまう。放っておけば、一ヶ月の収入の大半をたちまち使い果たしてしまう。 2.生活技能・生活感覚

    “お金に困っている人は、えてしてお金がかかる” - シロクマの屑籠