タグ

ブックマーク / miyoko-diary.cocolog-nifty.com (7)

  • ああ、遅かった!!性風俗で働くということ - 河野美代子のいろいろダイアリー

    この頃、あまり患者さんに関わることは書いていません。プライバシーにかかわること、もちろん名前が特定できるようなことに気つけることは当然ですが、その内容について、どこまで語ってもいいのか、線引きがなかなか難しいということが理由です。 でも、産婦人科医療の現場で起こっていることを世間の人は知っていない!!必死で性教育の必要性を訴えても訴えても、社会は知らんぷりなのです。 今日は書きます。 風俗で働く女性たち。もちろん、圧倒的に若い女性たち。あまりに無防備なのです。 今、プロのセックスワーカーと、素人の女性たちとの線引きも難しくなりました。 どうしてこんなに簡単にこの世界で働けるの?と思うほど、風俗で働く女性たちが増えています。大学に進学して広島に出てきてすぐにデリヘルで働いている女性たち。まだ18才で、どうしてこんなことか出来るの?と言うほど無防備です。 いえ、18ならまだ大人? でしょうか。

    ああ、遅かった!!性風俗で働くということ - 河野美代子のいろいろダイアリー
  • 子宮頸がん予防ワクチンについての私見。 - 河野美代子のいろいろダイアリー

    子宮頸がんのワクチンについて、厚労省の方針が変わったことなど、いろいろと報道されています。これについて、またきっちりと私は私の意見を書きます。もう少し準備が必要です。今月末に大きな勉強会に行ってきますので、それの後になります。今日は、あくまでも今の私の心境を述べておきたいと思います。 今、私がはっきり言えるのは、私はワクチンの接種について、いささかも方針のぶれはありません。子宮頸がんで亡くなっていく、悲惨な女性たちを見続けて来た私にとって、この癌にかかる人が減って行く期待は変わるものではありません。 そもそも、日はこのワクチンが採用されたのは、世界の中の100番目の国であります。他の国々、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど、早くからうち続けている国々では、このワクチンの副作用で中止をなどという声は上がっていません。 そもそも、子宮頸がんは今、日

    子宮頸がん予防ワクチンについての私見。 - 河野美代子のいろいろダイアリー
  • 今クリニックで起こっていること。⑤男性は逃げられる。 - 河野美代子のいろいろダイアリー

    悩んでいるうちに時が経ってしまった、という少女達。もう少し早く誰かにS.O.S.を求めたなら、といつも悔やまれます。身の回りに一人として相談を持ちかける人がいないというのも現実なのですね。 彼女達の多くが、「妊娠週数、月数の数え方、いつごろが出産の予定日なのか、いつまで中絶が可能なのか」そんなことを当に知らないということもあります。よくマスコミで芸能人の誰かが妊娠何ヶ月だと公にした、という事など言われますが、その数え方などだれにも教えてもらっていません。特別な数え方をするということも知らないのですね。 私の講演はあれもこれもつたえなければ、と、盛りだくさんになってしまいます。「性交から二週間で妊娠二ヶ月という」なんて言うと、中学生も高校生もざわざわとびっくりしています。 今回の17歳の彼女は、すでに相手の男性と別れています。一人で育てる意志も持っていません。付き添ってきた父親は、人に育

    今クリニックで起こっていること。⑤男性は逃げられる。 - 河野美代子のいろいろダイアリー
  • 若者の無知⑪妊婦は薬を飲んではいけないの? - 河野美代子のいろいろダイアリー

    今日も、妊婦さんの一人が定期健診に来て、話をされました。「高熱を出して、とてもしんどかった」といわれたのです。ええっ?それはインフルエンザだったの?ときいても、良く分からないと。もう熱も下がってからの来院ですので、いまさらインフルエンザテストをしても無駄です。それで、赤ちゃんは大丈夫だろうか、と心配になります。超音波で見て、大丈夫、生きているよ、とほっとします。 ほかにも、とてもひどい下痢を何日もして、しんどかったと言われた人もいました。妊娠したとたん、多くの人は薬は絶対に飲んではいけないと考えているようです。だから、治療に来ても無駄、じっと寝ているしかないと思っているのですね。 でも、妊婦といえども、胃潰瘍にもなるし、虫垂炎にもなります。インフルエンザだって、花粉症にだって多くの妊婦がかかってしまいます。妊娠している人は、何の治療もしてはいけないとなったら、そのために命を落とすことにもな

    若者の無知⑪妊婦は薬を飲んではいけないの? - 河野美代子のいろいろダイアリー
    toya
    toya 2009/03/19
  • 若者の無知⑦妊娠して困るのになぜ避妊をしないの? - 河野美代子のいろいろダイアリー

    今日土曜日は、週のうちで一番患者さんが多い日です。働く人や学校に通っている人たちが通院しやすいように、土曜日もいつもと同じ6時までの診療です。 今日だけで何人の妊娠した人が来たことでしょうか。中学生も高校生も来ました。大学生も社会人も。でも、みんながみんな、望んでした妊娠ではありません。 中学生は産んで育てることを懸命に模索しています。妊娠した子を大切にしたいのは、感心なことではあります。身ごもった女は、誰しもそうしたいと思います。でも、悲しいかな、実力がついていません。子どもを育てていくだけの経済力も含めて。中学生では、かなり困難でしょう。かわいそうだけれど、もう少し考えてもらわないといけません。社会人同士でも、中絶を希望する人もいました。 もう、口がすっぱくなるほど言っているのですが。性交をするということは、妊娠をするということです。性は生殖行為なのだと、私は性教育にかかわってから、ず

    若者の無知⑦妊娠して困るのになぜ避妊をしないの? - 河野美代子のいろいろダイアリー
    toya
    toya 2009/03/08
  • 河野美代子のいろいろダイアリー: 家庭での性教育(12)終わりにあたって

    家庭での性教育を終えるにあたって。 実はここのところゆううつになっています。私は、これまで性教育にかかわり続けて、今も一生懸命です。若者たちに賢くなってほしい。体をちゃんと知ってほしい。生きる力をつけてほしい。自分で自分の体を管理できる大人になってほしい。そして、素敵なセックスができる素敵な大人になってほしい、と思っています。 性教育とは、セックスをしないようにすることではありません。よく、「ノーと言おう」という方がいます。そうではなく、私は、「イエス、ノー」がはっきり言えることが大切だと思っています。 そのためにも、私は、情報を若者たちに与えたたいのです。でも、たとえば広島県の学校のインターネットでは、ブログは読めません。なんと、「平和ネット」という信じられない名前で、ブログは読むことが禁止になっています。すべてのブログは、有害サイトらしいです。だから私のブログもアドレスを入力すると、大

    河野美代子のいろいろダイアリー: 家庭での性教育(12)終わりにあたって
  • あまりにひどい患者さんで。疲れました。 - 河野美代子のいろいろダイアリー

    今日は、診療でひどくくたびれました。とても聞き分けのない患者さんとのやり取りで、どっと疲れてしまいました。それは、緊急避妊のくすりを求めてきた人です。でも、緊急避妊の有効な期間、72時間を過ぎています。過ぎていては、効果がなく、無駄ですし、もし妊娠していたら、胎児によくありません。でも、それでもだせと言い張ります。出してはならない薬は出せません。 ずいぶんといろいろと言われました。「私は、命を粗末に考えるような人間ではないのです。」これ、私ではなく、彼女が言った言葉です。命を粗末にしないのであれば、妊娠したら、その赤ちゃんを産めばいいのです。しかも、彼女は、この薬を求めてくるのは二度目です。一度目の時に、一回きりだから。これからは、必ずピルを飲んで防衛するように、とよくよく言っていたし、それをカルテにも書いていたのです。でも、彼女は来ませんでした。忙しくてこれなかったと。そして、あまりにひ

    あまりにひどい患者さんで。疲れました。 - 河野美代子のいろいろダイアリー
    toya
    toya 2008/04/19
    その患者さん低容量ピル飲むのはめんどくさがるんだろうなー……
  • 1