働く女性は、毎日が「戦い」のようなもの。生き抜くために、さまざまな武装をして、日常生活を過ごしている人も少なくないのでは? でも、自分をより強固なものとするために纏っているものが、ときに重く感じてしまうこともあるようで……。そこで今回は、働く女性の気持ちをザワつかせるものを「甲冑」とたとえたエッセイ『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』(文藝春秋刊)を刊行したジェーン・スーさんに、世の女性が身につけている「甲冑」にまつわることや、都会で働く女性が抱えがちな問題について、お話を伺いました。 ■ありとあらゆる「甲冑」をつけることで、自分を引き上げる 『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』でキーワードとなる「甲冑」。これは、現代で一生懸命働く女性なら、誰しもがひとつやふたつ持っているものだとジェーンさんは言います。そもそも、この甲冑とは、どんな意味合いがあるのでしょうか。 「甲冑は、理想
![ジェーン・スー「自分が身につけている甲冑を、きちんと精査していくことが大事」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cbad14208810775ccc44db4662940a9df21282d4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn0.mynvwm.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F10%2Fmaingazou.jpg)