点数なし(※2021年3月14日時点では冷静に点付けられないので) 1995年より続く「新世紀エヴァンゲリオン」が、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』としてリビルドされてから14年。新型コロナウイルスの影響で2度の公開延期を経て、遂に公開され、「エヴァンゲリオン」シリーズが25年の時を経て完結しました。TVシリーズの頃より庵野監督の私小説的な側面を強く持つ作品であり、同時にSFアニメとして、特撮や映画からのオマージュをふんだんに盛り込んでいたハイコンテクストな作品でしたが、「完結篇」である本作は、25年分の「エヴァ」を総括するべく、あらゆる要素と文脈をブチ込み、どの角度からでも無限に話ができるという超ハイコンテクスト映画となりました。この記事では、とりあえず「新世紀エヴァンゲリオン」という作品のリビルド、そして完結について思うところを表面的にサクッと書いていきます。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』