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ブックマーク / note.com/hatanohiroshi (6)

  • 北海道の旅。|幡野広志

    浅生鴨さんと田中泰延さんと永田泰大さんと古賀史健さんが帯広でをうる旅をするというのを出発する一週間前に知った。おもしろそうなのでちょっと予定を調整してカメラを片手にぼくも遊びにいった。 つい最近あたらしいカメラを買った。 ライカのQ2というカメラだ、いまのカメラは性能はほぼ横並びなので、何を使ってもおなじ写真を撮れる。だからこそ性能に左右されずに使いたいカメラを選べる時代になった。 カメラというのは車の運転と同じで、運転方法を学べばどんな車でも運転できる。あとは自分の好きな車やライフスタイルにあった車を選べばいいのだ。カメラの選び方は車の選び方にとてもよく似ている。 そして車を買ったら運転してどこかに旅に行きたくなるように、カメラを買うと写真を撮りにどこかに旅に行きたくなるのだ。 北海道に向かった日は台風15号が関東に直撃した日の朝だった。 JRはほぼ全線で運休か遅延や減線。八王子から東

    北海道の旅。|幡野広志
  • 自分をたもつために。|幡野広志

    大晦日だ、病室でゆっくりすごす年末年始もそう悪くない。 原稿を書いたり、病室から外の写真を撮ったり、映画を見たり、読書をしたり、あまり日常と変わらない日々をすごしている。ただ場所が病室なだけだ。 noteの投稿企画に“今年のベストショット”というものがあり、なんとなく今年一年でセレクトして保存した写真の枚数を確認してみると15000枚の写真があった。きっとこの10倍はシャッターを押しているので、一年間で15万回はシャッターを押したことになる。人さし指にシャッターダコができないのが不思議だ。 この一年で北海道から鹿児島までいろんなところにいった。海外にもいった。写真展は3回やった。入院も3回した。新しく購入した湯呑みも3個だ。そして当にたくさんの人に会った。 とても充実していたとおもうけど、健康なときからやっていることはあまり変わらない。どこにいっても写真を撮るということをしているだけだ。

    自分をたもつために。|幡野広志
    toya
    toya 2019/01/15
  • 死ぬかもしれないから、言っておきたいこと。|幡野広志

    ガン患者になってちょうど一年がたつ。 この一年はまさに激動だった、充実していたともいえるのであっという間に過ぎたようにも感じた。このペースで進んだらあっというまに人生が終わってしまいそうだ。 去年とおなじように今年も病院でクリスマスと年末年始も過ごすことになった、じつは肺炎で入院している。肺炎ってはじめてなったけどけっこうヤバい。 いつもの仮病とは明らかにちがう様子にが異変を感じ、大学病院まで連れてきてくれた。検査をするとCRPというよくわからない数値が49(4.9じゃないよ49)というハイスコアを出していた。 さきにいっておくけど肺炎球菌って日中のどこにでもある菌だから、ネパールがどうとか関係ないからね。ネパールは感染性胃腸炎、つまり下痢と嘔吐の方が怖い。菌が恐ければ滅菌室に引きこもっていればいいのだけど、人生なかなかそうもいかない。 帰宅まぎわの担当医がきてくれて、このまま死ぬ可能

    死ぬかもしれないから、言っておきたいこと。|幡野広志
    toya
    toya 2018/12/27
    「妻はぼくの意見を尊重してくれるけど、妻やぼくの親族などが外野席から妻にアドバイスというなの野次を飛ばす」
  • 撮影受注のお知らせ。|幡野広志

    ガンと診断されて8ヶ月。 この8ヶ月は治療をしたり、取材をしたり取材を受けたり、文章を書いたり、講演活動したり、旅行に行ったりと毎日楽しい日々なのですが、体が動くようになってくると撮影の仕事をしたいという気持ちになってきました。 体の自由がきかないという理由で、ずっと撮影の仕事はお断りしていたのですが、杖に頼らずとも生活できるようになったので、そろそろ仕事復帰しようかと思います。すでに医療法人や医療従事者から撮影の依頼が来ているぐらいだから、きっと大丈夫です。 やはり撮影の仕事をすることが、自分のアイデンティティーの一つだったのだと思います。 各種媒体の方は規定の料金でお引き受けしますが、撮影内容にもよりますので、ご依頼の際は詳細をお知らせください。文章も書けます。どこか遠くにいって自由に撮るのが好きです。僕の特性を上手く使ってくれる撮影が嬉しいです。 個人の方からの撮影依頼がたくさん来て

    撮影受注のお知らせ。|幡野広志
  • 迷惑な話。|幡野広志

    “ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。”が昨日発売された。 Amazonでは一時的に品薄状態になっていて、値段を倍近くに釣り上げた業者が出品しているけど、今日増刷が決定したのですぐに解消されるとおもいます。 近所で流通している書店か電子版、Amazonで購入したい方は少しお待ちください。Amazonから出版社に大口で注文が入っているのですぐに解消されます。 プレミアがついて高くなるかも!!なんてことは絶対ないので早まらないで。 最初からもっと部数を刷れよって声も聞こえてきそうなんですが、が売れないと言われる時代、初めて書籍を出す人間に対して出版社も冒険できないのが実情です。それでも担当編集者さんが頑張ってくれて、比較的多く部数を刷っているんです。 息子から花束を渡されて、からは手作りのプラ板というものをいただいた。 プラ板という存在を知らなかったのだけど、楽しそうなのでぼくも作って

    迷惑な話。|幡野広志
    toya
    toya 2018/08/25
  • 溺れる人に藁をつかませる人。|幡野広志

    取材を受けていたNHKクローズアップ現代が6月5日に放送された。 代替医療から勧誘を受けているガン患者として、ほんの少しだけ紹介されている。 驚くほど多くのガン治療の代替医療があることを、ガン患者になって知った。 代替医療というのは治療効果の薄い、もしくは認められていない、乱暴に言えばインチキ医療のことだ。 医師が開業するクリニックで行われるなんちゃら免疫療法やら、怪しい健康品、マッサージまで幅広い。 僕の中で印象深いインチキ医療の勧誘は、赤ちゃんプレイ療法とバイアグラ療法だ。これマジだぜ。別々に勧誘されたけど、並行して治療したら絶対ヤバイよね。 もちろん治療効果が認められないから健康保険は適用されないので高額だ。 藁をもすがるガン患者や家族からお金を毟りとり、後悔を与える卑劣な行為だと僕は思う。 後悔って書いてるけど、赤ちゃんプレイもバイアグラもやってないからね。 ここまで読んだ人の大

    溺れる人に藁をつかませる人。|幡野広志
    toya
    toya 2018/06/06
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