先日「17年間ライターを続けて来られた、たった1つの理由」という記事を書いたけど、今日はあえてこう言ってしまおう。「ライターはおすすめできない」 「お金にならない」という理由でライターを否定する論調があるけれど、自分がライターをおすすめしない理由はそこにはない。問題は、枠組みにおさまることの怖さにある。 特にメディアづくりに興味ある若い人。職歴ほぼナシでライターなんてよしなさいよ……とオカンのごとく余計なお世話を言いたくなってしまう。紙媒体系の枯れたメディアでの仕事は、特に要警戒だ。仕組みや仕様が確立された中で中身をつくることには長けていくのだが、入れ物をつくる機会はそこにはない。 作家とか、ルポライターとか、はたまたアフィリエイターとか、自分発信のコンテンツで食っていく覚悟があるならば、それでもいいのかもしれない。でも「編集」に興味があるなら別だ。ライターのような下流工程の制作職はそこそ