印刷 「秋田美人で東北を元気づけるぞ!」。秋田生まれの女性約120人が気合を入れた=東京都の有楽町駅前広場 東日本大震災で落ち込む観光客を呼び戻そうと、全国的な知名度を持つ秋田の女性たちが立ち上がった。その名も「秋田美人100人キャンペーン」。東京都内で1日に開かれた県の観光イベントに秋田生まれの女性約120人が加わり、「美の力」で郷土の魅力を訴えた。 「秋田さ、おざってたんせ―(いらしてください)」。1日午後3時半過ぎ、秋田なまりのかけ声が東京都千代田区の有楽町駅前広場に響いた。赤、青、緑、多彩なはんてん姿の女性約120人が並び、次々と観光パンフレットを配った。笑顔で手渡す秋田美人に、通行人は足を止め、話し込んだり、記念撮影をしたりしていた。 県の特産物や観光PRのイベントに合わせ、仙北市の田沢湖・角館観光連盟が企画した。市を訪れる観光客は、震災から半年で例年の2〜3割に激減。危機