「不適切にもほどがある!」を地で行く多趣味なお兄さんの、 ド直球問わず語りブログ。(パソコンからの閲覧前提) 産経ニュースに興味深い記事があった。 かつて花街だった群馬県高崎市柳川町に、今も昭和の薫りを漂わせる映画館がある。「高崎電気館」。床材がところどころ剥がれた階段を上ると、ロビーには鈍く光る35ミリ映写機が置かれている。地上4階、地下1階の建物は3代目。浅草をはじめ、全国に誕生した電気館のひとつで、創業から百年以上が経つ。 「映画を見たけりゃ高崎電気館」と言われるほど市民に親しまれてきた劇場だが、平成13年に転機が訪れる。前年に2代目経営者の広瀬正和さんが病に倒れ、閉館を余儀なくされてしまったのだ。 「本当に寂しかった。小学生のころ、親に連れられ映画を見た後は食事をすることがよくあった。電気館は生活に根付いていた。建物が残り、上映を続けてくれたことは地元にとってありがたいこと。いずれ