タブブラウザ「Sleipnir」の作者・柏木泰幸さんは6月21日、Webブラウザ開発を手がける企業「フェンリル」を設立したと発表した。「ブラウザにおけるデファクトスタンダードを目指す」としている。Sleipnir後継ブラウザのアルファ版を6月末、ベータ版を7月中旬に公開する予定だ。 新会社は6月13日付けで株式会社として設立。資本金は1000万円。 SleipnirはInternet ExplorerコンポーネントとGeckoエンジンを利用したWebブラウザ。柏木さんは同ブラウザの開発ノウハウを活かし、豊富なカスタマイズ性と安定性・安全性を備えたブラウザを開発していく。特定分野に特化した製品など、国産の利点を活かして多彩なニーズに応えていくという。将来は多言語対応により海外展開も視野に入れている。 柏木さんはブログで「ユーザーの意見を聞くのが楽しくてやっていたSleipnir開発を、今後は