新幹線の関連技術を中心にさまざまな研究を行ってきた、JR東海の「小牧研究施設」。施設内に設置されている大型試験装置を諸元付きで紹介します。 「世界初」もある試験装置が勢ぞろい 愛知県小牧市東部の山あいにある、JR東海の総合技術本部技術開発部(小牧研究施設)。2002(平成14)年に開設され、いまも「安全・安定輸送の確保」「輸送サービスの充実」「低コスト化」を柱とした研究開発を推進しているといいます。 JR東海の小牧研究施設にはさまざまな大型試験装置がある(2008年9月、草町義和撮影)。 この小牧研究施設には大型の試験装置が多数設置されていて、なかには「世界初」を銘打っている装置もあります。東海道・山陽新幹線を走るN700系やN700Aも、これらの試験装置を使った研究によって生まれました。 小牧研究施設の研究棟(2018年4月、草町義和撮影)。 実際にどのような装置があるのか、おもなものを