小田急電鉄が導入する新型ロマンスカーの70000形「GSE」。ロマンスカーの伝統的な設備といえる前面展望室を設けた一方、ひとつの車体をふたつの台車で支える方式を採用し、連接台車の採用をやめました。訪日外国人観光客の増加に対応した設備も特徴です。 いよいよ引退「LSE」の代替新造車 2018年3月17日(土)、小田急電鉄の特急ロマンスカー専用車両である70000形電車「GSE」が、いよいよデビューします。 2018年3月17日にデビューする70000形「GSE」の70051編成。写真先頭は新宿方(2018年2月、恵 知仁撮影)。 小田急のロマンスカーといえば、運転台越しではない本格的な「前面展望室」や、ふたつの車体の間にひとつの台車を設けた「連接台車」などが伝統的な設備として知られていますが、70000形は伝統の前面展望室を継承しつつ、連接台車を採用しませんでした。 開発の経緯 小田急は現在