新卒の「一括採用」への偏りが見直しになる背景とは 日本の多くの企業はこれまで、新卒の学生を春にまとめて採用し、入社後に配属先を決めてきました。通常は2年~3年の異動を繰り返し、多岐にわたる部署を経験しながら昇進していくという終身雇用の仕組みで採用するのが主流だったのです。新卒一括採用と終身雇用を組み合わせた雇用形態は、人口が順調に増え続けているのと同時に、経済が右肩上がりの成長期には、極めて有効な採用方法であったと評価することができます。 ところが今や、この企業が選択してきた方法が大きな転機を迎えています。経済のグローバル化やそれに伴うGDPの低成長に加えて、人口減少による人手不足や経済のデジタル化が加わり、良質な商品をつくれば売れるという時代ではなくなってしまいました。企業は従来のビジネスの考え方から脱し、商品を幅広いサービスと絡めながら、新卒一括採用では移り変わりが早い時代に対応できな

