比類なき“二刀流”の大スターだった 2024年9月、ドジャースの大谷翔平選手が大リーグ史上初の「50-50」を射程距離に入れた頃、SNS上で中山美穂の『50/50』(1987年)が注目されるようになった。同曲は90年代にTKブームを巻き起こす小室哲哉が作曲を手がけた10thシングル。 「50-50といえばミポリンでしょう」――。そんな投稿が相次いだのは多くのユーザーの記憶に焼き付いていたからだろうが、まさかその3ヵ月後に中山の訃報が届くとは思わなかった。 享年54。不慮の事故による、あまりにも早い旅立ちは各方面に衝撃を与え、その功績と人柄を偲ぶ声は後を絶たない。 訃報が伝えられた直後の配信ランキング(レコチョク)ではトップ100に18曲もの中山作品がランクイン。既発のベスト盤2タイトルが、12月30日付けのオリコン週間ランキングで18位と19位に急上昇したことも、故人がいかに大きな存在だっ

