帰宅は週末のみ、育児は妻に任せきり 私は1980年代半ばから日本における格差の問題を論じてきましたが、今ほど格差の開いた時代はないと思っています。その行き着く先が一部の富裕層と、ブルシット・ジョブに明け暮れる奴隷になった国民の二極化です。 私自身もこの問題に直面しました。新型コロナウイルスが大流行した2020年の春、これまで順調だった仕事が軒並みキャンセルになって収入が大幅に減ってしまったのです。 それまで私の生活は、2拠点生活でした。平日は都心のマンションで寝泊まりをして、週末に自宅のある埼玉県の所沢に帰っていました。週末は講演の依頼も多く、家を空けることが多かったのです。仕事自体は充実していましたが、育児はもっぱら妻任せ。近所の住人の顔もわからずじまいでした。 ところが、生活が一変。自宅に引きこもりの生活が始まります。そんな矢先、新型コロナの影響で「東京近辺から来ないように」と県間移動

