「鉄道好きの子は地理に強いんです」――。 中学受験を題材とした人気の漫画「二月の勝者―絶対合格の教室―」(小学館)で、受験を諦めようとする親子に、主人公の塾講師・黒木蔵人が語りかけた有名なセリフだ。 「本当にその通りだなと思いました。うちでは、このセリフをスローガンのようにまねて言っていました」 横浜市在住の会社員、菅野知己さん(仮名、42歳)は、長男幸大さん(仮名、14歳)が経験した2年前の中学受験について、冗談っぽく笑いながらこう振り返る。 物心ついた頃から、鉄道好きだったという幸大さん。セリフの通り、得意の社会科が強みとなり、「(点数の)稼ぎ頭だった」という。 図鑑、駅名書き写しに“熱狂” 1歳を過ぎて、初めて話した言葉は「でんしゃ」だった。ぐずって泣いていても、ホームに入ってくる電車を見ると機嫌が直った。 「おーはわい、おーはわい」 2歳の時、幸大さんが繰り返す言葉が何を指すのか理

