ここ数年の物価上昇は、日々の暮らしにじわじわと影響を及ぼしています。食品や光熱費の高騰はとくに影響が大きく、「これまで通りの生活ができない」と感じる世帯も少なくありません。とりわけ、地域インフラを支えるバスやタクシーなどの運転職では、拘束時間が長い割に給与が上がりにくいという声も。運転手不足が深刻化するなか、現場の実情をどう受け止めるべきでしょうか。 「たまごが高すぎて…」呟いた47歳運転手の本音 「いつから“たまご”が贅沢品になったんですかね」 そう苦笑いを浮かべたのは、路線バスの運転士として働く佐々木誠さん(仮名・47歳)です。運転歴は20年以上。コロナ禍も含め、シフトの穴を埋めながら何とかやりくりしてきたといいます。 「月給は手取りで22〜23万円くらい。年収ベースで400万円ちょっと。昔は“公務員的な安定職”って言われていたんですが、今は全然そんなイメージじゃないです」 給与明細を

