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文章に関するtransmitterのブックマーク (2)

  • ネットの中のワタシはどこの私か

    アーキテクチャが許してくれない「新しい私」の構築 90年代の終わり頃、ネットは明確なパブリックな空間だった。あの頃は企業も団体もHPから情報発信・提供するだけ。それこそweb1.0だった。ネットはあくまで個人の参加で作り上げられており、ある種ボランタリーな世界であった。そんなパブリックなインターネット空間への貢献意識のあらわれがフリーウェア文化やネットコミュニケーションの文化にはあったと思うが、それが機能していたのは2ちゃんねるまで。 そもそも私は2ちゃんねるを非常に高く評価している。あの場はある種、ネットという公共空間において私達のアイデンティティの在り方がどう変わっていくのかがひとつの答えだったのかなと思っている。 2ちゃんねるが素敵だったと思うのは、バックグラウンドにある現実世界の「自分」を一切排除した新しい参画の場を作り出したこと。そこに低いハードルで参画できることを保証した。論理

    ネットの中のワタシはどこの私か
  • ささやかな旅 - 空中キャンプ

    サユミちゃんと知りあったのは、たぶん八年くらい前で、その当時はよく遊んでいたが、今ではもう連絡を取っていない。サユミちゃんは以前に、とあるものまねタレントとつきあっていた。僕もその人を何度かテレビで見たことがある。なんだか派手っぽい人だなとおもったことを覚えている。僕が知りあったときには、すでに彼女とそのものまねタレントとの関係は終わっていたのだが、飲んで気分がよくなったときなんかに、かつて恋人だったその相手について話してくれることがあった。 ものまねタレントには二種類ある。たくさんのものまねレパートリーを次から次へと披露していくタイプと、ある特定のひとりのものまねだけをひたすらやるタイプだ。サユミちゃんのつきあっていた相手は後者で、服装や髪型もすべて人と同じにして、人の名前をもじった芸名を使って活動していた。今ではどうしているのかわからない。僕はテレビをまったく見なくなってしまったし

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