北九州市の北橋健治市長は3日の定例記者会見で、「ポケモンGO(ゴー)」など屋外を移動しながら遊ぶスマートフォン向けゲームをにぎわいづくりに生かそうと、庁内に若手職員のプロジェクトチーム(PT)を立ち上げたと発表した。月内にもアイデアを取りまとめ、事業化を検討するという。 ポケモンGOのブームを受け、市は今後、衛星利用測位システム(GPS)や、実際の風景にデジタル情報を上乗せする拡張現実(AR)の機能を使って街歩きを楽しむゲームが流行すると予測。観光客の呼び込みや市民の街遊びを促す施策につなげられないか、30代の職員を中心にしたPTを設置したという。 PTを構成するのは、にぎわいづくりや青少年の健全育成、安全な街づくりなどを担当する9課の9人。2日に市役所で開いた初会合ではポケモンGOに関し「商店街を舞台にできないか」「市営渡船やモノレールなど公共交通の利用促進につなげられないか」などの