ここ数年、パナソニックが輩出する家電のデザインが見違えるほど良くなっていることをご存知だろうか。生活感をとことん排除したななめドラム洗濯乾燥機、ホワイトが映えるセパレート形状に吸引スタンドが付属するコードレススティック掃除機、見たい場所まで自由に動かせるまったく新しい「レイアウトフリーテレビ」――。 同社家電のデザインが劇的に改善された背景には、2018年に誕生した「Panasonic Design Kyoto」がある。それまで大阪と滋賀に分散していた家電のデザイン部門を京都に移し、黒物家電・白物家電それぞれのデザイナーが集結。古都・京都の伝統が息づいた生活の中心地で、プロフェッショナルたちが喧喧諤諤(けんけんがくがく)議論を重ねながら、新機軸を提案している。 ではいったい、パナソニックのデザインチームはいかにして京都で生まれ変わったのか。Panasonic Design Kyoto立ち上
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