今年末で閉園する北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」が22日、シンボルになっているスペースシャトルの実物大模型を10億円で譲渡すると発表した。閉園日の12月31日に開くショー「シャトル花火イリュージョン」の資金集めの一環で、同園は「最後のショーを一緒に盛り上げてくれませんか」と呼び掛けている。 模型は「ディスカバリー号」の実物大で、高さ約60メートル。1990年の開園当初からシンボルとして展示されてきた。 同園はこの日から、閉園日のショーのため、インターネットで支援金を募る「クラウドファンディング」を実施。目標額は開催費の半分の1500万円に設定しているが、資金集めの目玉として、10億円を支援してくれた人には特典で、スペースシャトルの模型を譲ることを決めた。 ただし、移設費などは自己負担で、園の担当者は「10億円の支援者が現れれば夢のよう。すごいショーができそうです」と期待し