カーオーディオユニットの取り付けには、さまざまなノウハウが存在している。その1つ1つを詳しく解説している当コーナー。今週は、「デッドニング」についての5回目として、「内張りパネルへの処置」をテーマにお届けする。 ここまでは、「デッドニング」についての「概要」、そして具体的メニューとして、「制振」、「サービスホール塞ぎ」、「背圧の処理」について解説してきた。今週はこれらに引き続き、「内張りパネル」においてはどのようなことが行われているのかをご紹介していこうと思う。 内張りパネルに対しても複数の処置が成されるのだが、メインの作業となるのはここでもやはり、「制振」である。「サービスホール」を塞いでいない場合は特に、塞いだ場合でも、内張りパネルにはスピーカーの裏側から発せられる音エネルギーが、大なり小なり伝わってくる。それによってパネルが共振すると、スピーカーの表側から発せられる音を濁してしまう。
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