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ブックマーク / jp.ign.com (10)

  • 映画『きみの色』レビュー 長編アニメーションで短編アートアニメをやろうとする挑戦とその結果

    この内容なら上映時間は50分前後でよかった。間違いなく山田尚子監督がこれまで作ってきた『けいおん!』から『リズと青い鳥』までに培ってきたものの総決算だし、また作家として次のステップへ進もうと表現の挑戦をしているのもわかる。映画館で観なくては体験できないシーンも多い。 しかし僕には上映時間101分がちょっと冗長に感じられた。ふと映画の途中で隣の席に座る短い髪の男を見るとウトウトとしていた。これは挑戦を生かしきれていなくて、『リズと青い鳥』でやったことからあまり前進できていないせいかもしれない。それなら挑戦したい部分を凝縮して短くまとめたほうがタイトな完成度になった(『ルックバック』が公開されたいま、80分を切るアニメート中心の中編アニメはやりやすくなりそうでもあるが)。 その挑戦とは何か。映画館で編の前に『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』と『ふれる。』の予告編が流れたのだが、それらと『きみ

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    trashcan 2024/09/10
  • 『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催

    国内外からさまざまなジャンルのアニメーション作品が集まり、上映や展示が行われる「東京アニメアワードフェスティバル2024」が3月8日から11日まで、東京・池袋を拠点に開催。アニメの発展に功績があった人を顕彰する「アニメ功労部門」を贈られた『装甲騎兵ボトムズ』シリーズの高橋良輔監督も8日、OVA作品『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』の上映後に登壇して、作品の思い出やアニメ業界に入って最初に師事した手塚治虫のことを語った。 『装甲騎兵ボトムズ』といえば、富野由悠季監督の『機動戦士ガンダム』と並んで1970年代末から80年代中頃にかけて一大ブームを引き起こしたロボットアニメの中心的な作品だ。スタイリッシュなモビルスーツが宇宙を舞台に戦闘を繰り広げる「ガンダム」に対して「ボトムズ」は、寸胴で顔もない「スコープドッグ」というメカに無骨なキリコという男が搭乗して戦い続ける、硬派な雰囲気が

    『装甲騎兵ボトムズ』高橋良輔監督が明かすガンダムとの差別化、描きたかった愛の物語、虫プロ時代の手塚治虫の超人ぶりも TAAF2024でトークショーが開催
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    trashcan 2024/03/09
  • 年下の女と若王子先生

    冬の海には特別な思い出が眠っている。それはかつてあった恋の思い出だ。 遠くで波の音が聞こえる。波の音を聞きながら踏みしめる海岸の湿ってどろりとした砂は、底に不愉快な感触を残す。ひとつぶひとつぶの砂粒に秘めた凍てつく冷たさがブーツの底と厚手の下越しにも伝わってくる。ひとりで訪れた冬のお台場の海に、なつかしい、と感じてから、そのなつかしさは果たして物なのだろうかと逡巡する。記憶の中にあるのは、はばたき市にある海の景色だから。 私をかつて助けてくれた彼に会うために私はベンチに座り、鞄から取り出したホワイトカラーのニンテンドー3DSLLに有線のイヤホンを差し込む。体には、『ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season』のソフトが差し込まれていた。 私が好きなのは年上の属性を持つキャラクターだ、昔から変わらない。当然、『ときめきメモリアル Girl's Side 2nd

    年下の女と若王子先生
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    trashcan 2024/02/17
    若王子さんってあの三井物産マニラ支店長誘拐事件の?(昭和脳)
  • 「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀

    2023年11月30日に発売されたNintendo Switch向けソフト『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~』(以下、『豆狸のバケル』)は、グッド・フィールが開発した3Dアクションゲームである。そう、元「がんばれゴエモン」のスタッフが立ち上げた会社が、まさしくかつてのゴエモンのような新作ゲームを作ったのである。 筆者にとってもグッド・フィールは今でも印象深いデベロッパーで、『ヨッシークラフトワールド』はかなり楽しんだ。もちろん、幼いころ「がんばれゴエモン」シリーズを遊んだこともある。特に好きなのは『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』だ。友人とサスケを奪い合ってミニゲームをやり込んだものである。 さまざまな層にリーチしそうなゲームであり、ゆえに『豆狸のバケル』もいくらか注目を集めるはず……と思っていたのだが、想像より反響が少ない。ほかの人気作と発売時期が被ったとい

    「ゴエモンのようでゴエモンでない少しゴエモンなゲーム」はなぜ注目されないのか?『豆狸のバケル』から見る半端なゲームの悲哀
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    trashcan 2023/12/11
    ゴエモンのようでゴエモンでない それはなにかとたずねたら
  • 宮崎駿監督はすでに次回作に取り組んでいると鈴木敏夫プロデューサーが明かす「私には止められない」

    「次のプロジェクトのことを毎日考えていて、私には止められないんですよ。というか、もうあきらめました」と鈴木は言う。「思いとどまらせようという気もありません。たとえ失敗作になったとしてもね。人生において、彼を喜ばせるのは仕事だけですから」 宮崎はかつて『風立ちぬ』を最後に引退する意向を示していたが、『君たちはどう生きるか』を制作するために復帰。映画の公開後、9月には、スタジオジブリ広報・学芸担当スーパーバイザーの西岡純一が、宮崎は現在も毎日出社して次回作の構想を練っていると発言していた。 『君たちはどう生きるか』が引退作になるのか、と問われた西岡は「世間ではそういう噂もありますけれども、人は全然そう思っていなくて、今も次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ」と返答。「だから、毎日、今も会社に来て、“次のアニメーションをどうしようか”ということを言っていますから、今回は引退宣言はし

    宮崎駿監督はすでに次回作に取り組んでいると鈴木敏夫プロデューサーが明かす「私には止められない」
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    trashcan 2023/10/05
    宮崎駿が尊敬する黒澤明も晩年の作品は観客置いてけぼりだったからなあ。
  • 宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす

    スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿の最後の作品になると長い間噂されてきたが、それは事実とは異なるようだ。 『君たちはどう生きるか』(英題:『The Boy and the Heron』)の上映が行われたトロント国際映画祭にて、スタジオジブリ広報・学芸担当スーパーバイザーの西岡純一はCBC Newsに対し、82歳の宮崎は現在もたくさんのアイディアを持っており、毎日出社していると明かした。 これが引退作になるのか、と問われた西岡は「世間ではそういう噂もありますけれども、人は全然そう思っていなくて、今も次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ」と返答。「だから、毎日、今も会社に来て、“次のアニメーションをどうしようか”ということを言っていますから、今回は引退宣言はしません」と語った。 "次のアニメーションの構想をもう考えているんですよ。毎日、今も会社に来て“次のアニ

    宮崎駿の引退説をジブリ幹部が否定 すでに次回作を構想中だと明かす
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    trashcan 2023/09/10
    まさかの悪役1号
  • 特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】

    ゲーム開発者向け技術イベント「CEDEC+KYUSHU 2022」にて、カラー取締役の小林浩康氏による特別招待講演が行われた。「プレイバック!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズを主とした、 アニメの極私的デジタル表現」と題された講演では、20年以上アニメ業界で活躍する同氏が、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの歩みとともに発展していったアニメーション制作におけるデジタル技術について語った。 小林氏は2017年に福岡に設立された、3DCGをベースにしたアニメーションスタジオ、プロジェクトスタジオQの代表取締役も兼任し、現在もさまざまなプロジェクトを進行中だ。 小林氏は、日テレビアニメが格的に3DCGを活用し始めた1999年頃から、それ以降普及していったアニメや映画での3DCG活躍の現場を第一線で目にしてきた。業界で働くなかで、『エヴァンゲリオン』の新作制作の噂を聞きつけ、制作に参加

    特撮からアニメへ、アニメから特撮へ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズにおけるデジタル表現の変化【CEDEC+KYUSHU 2022】
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    trashcan 2023/08/28
  • 『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎

    茂は「ピクミン」シリーズについて、「こんなに面白いのになぜもっと爆発的に売れないんだろう?」と思っていたという。爆発的に売れない理由に関しては、ひとつ心当たりがある。 筆者は『ピクミン3』からシリーズに入門したのだが、スタッフロールを見終えたあと「これってどういうゲームなんだろう?」と思ってしまった。そして『ピクミン4』をクリアしたあとも「ピクミンっていったい何を目指しているゲームなんだろう?」と考え込んでしまった。 『ピクミン4』に関してはNintendo Switchで発売されたわけで、過去作と比べればかなりの販売数が記録されると思われる。ファミ通.comによると国内パッケージ版のみで初週40万を越えており、DL版を含めればすでに国内で100万近くを売り上げている可能性もある。 今回は売れそうだとはいえ、「ピクミン」シリーズの“掴みどころのなさ”は、外から見ている人を誘う際に大

    『ピクミン4』をクリアして生まれた「ピクミンっていったいなんのゲームなんだろう?」という謎
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    trashcan 2023/08/13
    5歳の娘は体験版でピクミンが喰われて怖いから消して(アンインストールして)と言ってきた
  • 「パトレイバー」への関わり方と作品のもつ魅力について 出渕裕氏×田島照久氏インタビュー

    1988年にスタートして以来、テレビや劇場でのアニメーション、コミック、小説ゲームなどさまざまな方面に展開されて、広い世代から支持を得ている『機動警察パトレイバー』。そのプロジェクト発足時から、ロゴ、パッケージビジュアル等のアートディレクションを担当しているグラフィックデザイナーの田島照久氏による「PATLABOR artworks展」が2021年9月5日まで、東京・渋谷マルイの7Fイベントスペースで開催中だ。70点に及ぶ作品には、過去に使用されたものだけでなく、展覧会のために田島氏がデザインをリメイクしたものも多くあって、長年のファンでも新鮮な驚きを得られる。 この展覧会に、パトレイバーの企画を立ち上げたヘッドギアのメンバーで、メカニックデザイナーとして「AV-98イングラム」をはじめ数々のレイバーを世に送り出した出渕裕氏が来場。田島氏と2人で作品を観て回ったあと、IGN JAPANの

    「パトレイバー」への関わり方と作品のもつ魅力について 出渕裕氏×田島照久氏インタビュー
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    trashcan 2021/08/28
  • アメリカと日本のアニメーションが混ざり合う――『スパイダーマン:スパイダーバース』アニメーター・Hiroya Sonoda氏インタビュー

    2019年3月8日より、全国で公開が始まった『スパイダーマン:スパイダーバース』(以下、『スパイダーバース』)。オリジナルのスパイダーマンである、ピーター・パーカーの死というショッキングな物語から始まり、複数の次元からやってきた、様々なスパイダーマンたちの冒険を描いたアニメーションだ。 作の特徴は、他の次元からやってきたスパイダーマンを表現するために、主人公それぞれのデザインやアニメートが異なることだ。メジャータイトルでありながら、アバンギャルドな表現も多く含んだアニメーションである。そんな作がどんなふうに制作されたのかを、『スパイダーバース』に参加したアニメーターであるHiroya Sonoda氏(@Mike_sonohilo) にうかがった。 「何をしてもいい。とにかくカッコよくしてくれ!」と言われた制作現場 ――『スパイダーバース』、アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞、おめ

    アメリカと日本のアニメーションが混ざり合う――『スパイダーマン:スパイダーバース』アニメーター・Hiroya Sonoda氏インタビュー
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    trashcan 2019/03/11
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