万年筆のメカニズム<1> 万年筆は、インクタンクつまり吸入式であれば胴軸の内部、カートリッジ式であればカートリッジまたはコンバーター内部のインクが、毛細管現象の原理により、ペン芯の細い溝を経由して、ペン先まで運ばれる。そのインクは、ペン先下部とペン芯上部の間に貯えられる、その貯えられたインクは、やはり毛細管現象の原理で、ペン先の切り割りを通り、先端部分のニブポイントの切り割り部分に貯えられる。その切り割り部分に貯えられたインクは、その切り割りが紙に接することによりインクが紙につき、筆記されることになる。つまりペン芯にある細い溝の毛細管現象によりペン先までインクが運ばれる原理の筆記具である。 ボールペンは球の回転による転写なので誰が書いても球が紙に当るので同じ様に書けるが、万年筆はペン先先端の切り割り部分に貯えられたインクが紙について書ける筆記具なので、使い手の筆記角度により、その切り割