5月26日、Twitter投稿物の出版について、日本国内である事例を作った一冊の本が発売される。スペクト社から出版されるその本のタイトルは『#アホ男子母死亡かるた』。この本は2012年にTwitterで流行した人気ハッシュタグ、「#アホ男子母死亡かるた」を本にまとめたもの。 編者にはハッシュタグ発案者のイシゲスズコさん、TwitterまとめサービスTogetterに投稿をまとめた福嶋祐子さんらが名を連ねている、正真正銘の“元祖”本だ。情報に鋭い方はここまでの説明で既にお気づきかと思われるが、この本は、今年1月に世間を騒がせた、ツイート無断転載本『アホ男子かるた』に関わる本なのである。 一連の騒動を乗り越え、“元祖本”が出版されるまでの経緯を、今回改めて紹介したいと思う。 <経緯> ■発端 2012年10月、イシゲスズコさん発案のハッシュタグ「#アホ男子母死亡かるた」がTwitterで人気を