2017年の九州豪雨で被災し、一部区間が不通となっているJR日田彦山線の復旧を巡り、福岡県の小川洋知事は24日、沿線の同県東峰村で初の住民説明会を開いた。鉄道復旧を断念し、JR九州の提示案より専用道を延ばしたバス高速輸送システム(BRT)案での復旧を目指す考えを示した。 【地図】日田彦山線の復旧案 【関連】JR日田彦山線、鉄道復旧を福岡県が断念 東峰村がBRT専用道延伸案容認 鉄道断念の理由として、年1億6千万円の地元負担に加え、今年2月に国が「最終的に鉄道会社の判断」と復旧方法の考え方を示したことを挙げた。その上で彦山(同県添田町)-筑前岩屋(東峰村)の7・9キロをBRT専用道とし、残りは一般道を走るJR案から、専用道を彦山-宝珠山(同村)の14・1キロに延ばす案を提示。「村内のほぼ全域が専用道となり定時性、速達性は鉄道と遜色ない」などと理解を求めた。 これに対し、渋谷博昭村長は「知事が