先日、はらぺこあおむしの 読書会を行った。 今日はそこで得られた成果を 発表していこうと思う。 さて、はらぺこあおむしとは、 皆さんもご存知の通り、 文明崩壊後の終末世界を描いた 子ども向けディストピア絵本だ。 作中では世紀末に生じた カタストロフィーにより、 世界から法と秩序は失われる。 そしてそこでは餓鬼と化した人類が 跳梁跋扈するのだ。 だが、そこに1匹のあおむしが現れ、 人類の罪と業を引き受け、 世界に救いをもたらす。 そんなストーリーだ。 そのため子ども向けの絵本としてだけでなく、 人類が抱える問題を浮き彫りにする 哲学書としても名高い。 それでは1つずつ見ていこう。 まずはこちらだ。 文明崩壊の瞬間である。 この時から世界は荒廃し、 力が全てを支配する 末法の世が訪れる。 あおむしがまず食べるのは りんごである。 だが、これを食べても 空腹は満たされない。 これは間違いなく 近