紫波町紫波中央駅前の町図書館(鎌田千市館長)は、2月に65歳で亡くなった元さわや書店(盛岡市)本店店長の伊藤清彦さんの追悼展を開いている。ベストセラーの発掘やポップ広告を使った売り場づくりで「カリスマ店長」として知られた伊藤さん。同図書館は開館以来、選書などについてアドバイスを受けてきた。伊藤さんのお薦め本やコラム、関係者の思い出を紹介し、本との出合いを提供し続けた情熱や人柄を伝える。29日まで。 伊藤さんが同書店時代や、退職後に勤めた一関図書館で薦めた本など200点以上を展示。同図書館の手塚美希主任司書は「伊藤さんは岩手の本文化の礎をつくり、多くの人の心に種をまいた。本を通じて託してきた思いを、皆でつないでいきたい」と来場を呼び掛ける。 開館は午前10時~午後7時(土日祝日は同6時)。月曜休館。
一関市は7日、新型コロナウイルス感染症の拡大予防のため市内8カ所の図書館の閲覧・学習席の使用制限を始めた。同市の図書館は県内で最も図書購入費の予算規模が大きく資料が充実。宮城県北からの利用者も多いが、同県で感染者が相次いでいることから、市内の緊張感も高まる。感染リスクを下げるため苦渋の対応となった。 普段なら平日でも多くの人が腰を掛けて本を読む同市大手町の一関図書館。椅子を撤去するなどして閲覧・学習のための計434席の利用を制限した。貸し出しや複写サービスは継続するが、館内は立ち読みをする利用者がまばらにいる程度だった。一関図書館の西村ミドリ副館長は「貸し出しは通常通り行っているので、外に出られない今だからこそ、普段読まないような本を手に取る機会にしてほしい」と呼び掛ける。
教育に新聞を活用するNIEに取り組む八幡平市の学校図書館司書は13日、同市の柏台小を訪れ、日本新聞協会認定NIEアドバイザーの田村勝校長(57)から「はがき新聞」の作り方を学んだ。参加者は「子どもたちに薦める本の紹介に使える」と一枚一枚丁寧に仕上げた。 田村校長のNIE講座は今回が2回目で、「人柄」と「おすすめポイント」で構成する紙面とあらすじ中心に書いた紙面を手にはがき新聞の作り方を説明。高橋みなきさん(28)、小野寺里枝さん(34)、伊藤理良さん(24)が、「みんなに読ませたい」と持ち寄った絵本や児童文学書を「あらすじ」と「おすすめポイント」で紹介する計約120字の記事にまとめ挿絵と見出しをつけた。 3人は「子どもたちにも書かせたい」「カラーでみんなの目を引きそう」「小学校の全学年に見てもらうにはシンプルが一番」と話し合いながら完成させた。
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