絵本の日は、民間図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリー」(ビブリオ)が制定し、日本記念日協会の認定登録を受けました。昭和期の児童文学者、瀬田貞二(1916〜1979年)が“日本における絵本の考え方を示し、その後絵本の世界に大きな影響を与えた”評論、『絵本論』(福音館書店)の初版が発行された、1985(昭和60)年11月30日にちなんだものです。 瀬田貞二は、29歳で迎えた終戦のおりに、「私は私の能力と時間のすべてを子どもたちに解放しなくてはならない」と日記に書きしるし、その後のみずからの生涯を定めた人物です。その決意のとおり、『ナルニア国ものがたり』や、『指輪物語』などの児童文学や、数多くの絵本の翻訳者として名を残しました。絵本『きょうはなんのひ?』の作者でもあり、幼い頃に読んで、わくわくした記憶の残る方もあることでしょう。 【引用・出典】 「絵本と図鑑の親子ライブラリー」(ビブリオ)公式サ