朝日新聞出版は4月1日付の人事異動で営業本部長に酒井清貴販売部長が昇格した。また、デジタルニュースサイト「AERA dot.」編集長に『週刊朝日』の森下香枝編集長、『週刊朝日』編集長に宣伝プロモーション部の渡部薫部長が就任。『アエラ』片桐圭子編集長は続投で、ニュース媒…続き、
朝日新聞出版は4月1日付の人事異動で営業本部長に酒井清貴販売部長が昇格した。また、デジタルニュースサイト「AERA dot.」編集長に『週刊朝日』の森下香枝編集長、『週刊朝日』編集長に宣伝プロモーション部の渡部薫部長が就任。『アエラ』片桐圭子編集長は続投で、ニュース媒…続き、
出版流通大手のトーハンと電子書籍流通大手のメディアドゥが資本提携を発表した。〝紙〟と〝電子〟のプラットフォーマーがお互いの強味をどのように活用し合うのかが注目だ。 世間からは新勢力が旧勢力に割り込むように見えるかもしれないが、時代の流れの中で書店がデジタル武装しなければならないのは当然だし、電子書籍の販売に圧倒的に大きな市場である紙の本の読者へのリーチが重要であることも、アマゾンが世界の電子書籍市場でトップシェアを持つことからも分かる。 電子書籍を1冊単位で印刷して提供するオンデマンド出版で、世界最大の企業はアメリカの書籍流通業者イングラムの子会社だし、ヨーロッパ最大手はドイツの書籍流通業者リブリの子会社である。 さらにイングラムはの小規模書店の団体が組合員に提供しているネット販売サービスにインフラを提供し、リブリ社は取引先の書店のネット販売を請け負うサービスを行っている。リブリ社は書店で
『出版と権力』著者、ジャーナリスト・魚住昭氏 その秘蔵資料には、戦時中に出版社が軍と「蜜月」となり生き延びていく過程がつぶさに書かれていた――。2月中旬に講談社から刊行された魚住昭著『出版と権力』は、戦争中に国家権力が用紙統制をタテに出版社に雑誌統廃合を強いるなかで、伸長著しかった講談社が…続き、
中央経済グループパブリッシング(以下、中央経済GP)は3月25日、小中学校向けの調べもの学習に対応した「もっと知りたい!調べたい!お金のこと」全3巻を発行する。商品の供給は4月8日以降。小峰書店が発売元となり、全国の学校図書館・公共図書館向けに販売を行う。 中央経済GPの専門性×小峰書店の児童書ノウハウ 中央経済GPと小峰書店の連携は今回が初めて。「もっと知りたい!調べたい!お金のこと」シリーズは、小学校の家庭科であつかう“貨幣の役割”から、小中学校の社会科で学ぶ“金融機関の役割”“需要と供給”といった経済社会の基本的な要素と仕組みを網羅している。 中央経済GPの専門性を生かし、電子マネーやエシカル消費(人や社会・環境に配慮した消費行動)、SDGs(持続可能な開発目標)などの新しいトピックを盛り込んだ。そうした構成に加え、小峰書店の児童書出版社としての編集・制作上の助言を取り入れた内容とな
PC関連書籍の出版社7社が加盟する「コンピュータ出版販売研究機構(CPU)」はこのほど、書籍部門のCPU大賞(2020年度)を発表し、『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい』(技術評論社)が大賞に選ばれた。同賞は20年1月1日から12月31日に発売された加盟各社の書籍を対象とし、全国主要書店171店舗のPC書籍担当者による投票で、受賞作品を決定した。 注目を集めた斬新な切り口 書店売上に大きく貢献 大賞に輝いた『スペースキーで見た目を整えるのはやめなさい』は、PC書では定番のテーマ「Excel・Wordを使った資料作成」の入門書。社会人の目を引く、斬新な切り口の書名と内容で、PC書や話題書のコーナーで圧倒的な販売力も伴い、書店売上に大きく貢献したことが評価されての受賞となった。 書店の担当者からは「表紙を見たときに自分の事を言われているのかと思った。お客さんに紹介したくなる一冊」「S
「関西の文芸書『専門』出版社」を掲げる涸沢さんと敬子さん 1975年、大阪・北区で創業。関西では希少な文芸「専門」出版社として、関西に所縁ある著者の文芸作品を45年にわたり刊行。代表の涸沢純平さん独自の著者との繋がりで出版する作品は、幾多の文学賞を受賞するなど優れた関西文学を輩出してきた。涸沢さんは自…続き、
文化通信社が電子書籍制作・流通協議会、東京電機大学エルゴノミクスデザイン研究室と共同で実施した「2020年度電子書籍ビジネス動向調査」の結果がまとまった。電子書籍を発行する出版社数は調査史上最多となったほか、新型コロナウイルス感染拡大のマイナス影響はないことがわかった。 出版社240社が回答 調査は2015年以来6回目。出版社1076社に対して封書で質問票を送付し「はがき」か「ウェブ」で回答を得る第1段階調査と、さらに協力が得られる場合はウェブへの誘導もしくは調査票郵送で回答を得る第2段階調査を実施。240件の回答を得た。 電子書籍を発行している出版社は全体の約 66%(158社)だった。19年調査では電子書籍を発行している出版社は 56%(91社)。16年から本年度までの調査を見ると回答数に偏りがあるものの、電子書籍を発行する出版社の数は増加している。【グラフ1】 19年度に出版された出
日本出版インフラセンター(JPO)はこのほど、書店向け出版情報ポータルサイト「BooksPRO」の活用ガイド動画をホームページ上で公開した。動画では「書店はBooksPROの何を活用し、何に期待するのか」をはじめ、書店から要望されていた4テーマ「出版社系の受注サイトとの連携」「雑誌情報の表示」「販促情報表示の改善」「ためし読みの本格導入」など、新機能と活用術を紹介している。 2021年のBooksPRO 柳本氏「間違いなく前進の一歩」 BooksPRO推進会議リーダーの柳本重民氏(集英社)は、出版情報登録センター (JPRO)の登録出版社が1895社、登録点数が250万点超となったことを報告。新刊(委託配本)の登録率は90・7%、そのうち書籍に限ると登録率は94・9%。また、登録書店は約2000店(図書館も含む)となった。いずれも昨年12月時点の実績。 柳本氏は新展開の概要を紹介し、動画制
講談社は総額表示義務化などに対応するため4月15日に発売する講談社文庫、講談社タイガ両レーベルの新刊からフィルムパックを施して出荷する。フィルムパック上に総額をシールで表示する。当面は新刊のみが対象で、既刊には行わない。両レーベルの新刊点数はあわせて毎月20点程度。 店頭では、来店者の立ち読み用の見本として書店側が1冊フィルムパックをはがすことを推奨する。書店はパックが着いたままでの返品が可能だが、文庫本体表4の価格表示などは変えないことで、仮にフィルムパックを剥がしたとしてもバーコードは印刷されているため返品時の入帳は可能。 菅間徹販売局長は、フィルムパック移行の最も大きな要因として、21年4月以降に義務化される出版物への総額表示の対応を上げた。また、今年50周年の講談社文庫の販売プロモーションで封入する特典しおりの落下防止、さらにコロナ禍で来店者が他の人が触れていない商品を手に取る傾向
辰巳出版 海外翻訳の新レーベル「&books」創刊、第1弾はNetflixで話題の『アンオーソドックス』 辰巳出版はこのほど海外翻訳の新レーベル「&books」を創刊し、3月5日に第1弾『アンオーソドックス』を刊行した。同書は、自由と自立を求め、閉鎖的コミュニティからの脱出をはたした勇気ある女性の半生を綴った回想録。原書はアメリカで大きな反響を呼び、ニューヨークタイムズのベストセラーに選ばれ、2020年には同書を原作としたNetflixリミテッドシリーズのドラマも制作されている。 面で展開するためレーベル立ち上げ 新レーベルの編集長を務める同社海外版権本部・本部長鈴木優氏は、ソニー・マガジンズ、ヴィレッジブックスなどで、海外翻訳出版を専門に編集職を経験した後、日本ユニ・エージェンシー(日本ユニ)でエージェントビジネスを担当した。 その当時、辰巳出版に『ダース・ヴェイダーとルーク(4才)』(
このところ書店でも広がってきたボードゲーム。玩具メーカーが作る子ども向けゲームとは異なり、大人が楽しめる内容で作家性もあるという。2006年に創業した株式会社すごろくやは、東京都内に専門店2店舗を展開するほか、自らボードゲームの製作やローカライズ、卸販売、出版事業などを手がける。同社の丸田康司代表取締役に、ボードゲーム市場の現状や書店での可能性などを聞いた。 ――ボードゲームとはどんなゲームですか。 すごろくやが取り扱っているボードゲームは玩具ではありません。「ユーロゲーム」とか「近代ボードゲーム」と呼ばれ、大人が知的な能力を存分に発揮しながらも子どものように楽しめる、大人のためのかなり知的な娯楽です。専門のボードゲーム作家が作っており、作家の名前が品質を担保しているというのも特徴です。 もともと日本には存在しない分野でしたが、1970年代のドイツでのムーブメントが伝わり、1990年代から
楽天ブックスネットワークは、書店向け書籍・雑誌の仕入から出荷業務までを日本出版販売(日販)に業務委託するなど、両社間の協業範囲の拡大について検討を開始すると発表した。また、同時期に大手取引先の丸善ジュンク堂書店が仕入れ先を他の取次に変更することを出版社に通知。これらの動きと今後の経営見通しなどについて川村興市社長に聞いた。 【聞き手=星野渉】 取次事業継続するための選択 ――日販と協業を拡大する狙いは何ですか。 当社は旧大阪屋と旧栗田出版販売が経営統合して以来、赤字体質が続いてきましたが、これからも取次事業を引き続き運営していけるように黒字転換させるため、日販との協業拡大などを進めます。 これまで取次としての体裁を整えるために物流施設をはじめ、システムインフラについても大手取次と同じ仕組みを維持してきましたが、自らインフラを維持することと業務委託とを比較した結果、日販との協業をさらに進める
大垣書店は2月12日、グループ41店舗目となる「イオン洛南店」を京都市南区のイオン洛南ショッピングセンター2階に出店した。取引取次はトーハン。同施設内には別のチェーン書店が20年以上にわたり営業していたが、今年1月に撤退、同社が入る運びとなった。 100坪以上で構えていた前書店と同規模での展開予定だが、現在、テナント順に館内改装を進めており、同社の本格オープンは今秋以降。しかし、施設には書店がなくなったことへの問い合わせや、書店再開の要望も多く、大垣書店としても「書店がない空白期間は作れない」という判断から「仮店舗」としての開店を決めた。 そのため本オープンまで催事スペース(30坪)を活用するが、モールの多様な客層に合わせて一般書籍、コミック、雑誌など幅広く1万数千冊を揃え、また、徒歩圏内に有名進学校もあり、学習参考書の需要も見込めることから一部備えた。 最寄り駅(西大路駅)から西に一駅の
「ハイブリッド書店を目指す」と語る大垣副社長(左)と伊藤部長 京都を中心に北は北海道、西は広島まで38店舗を展開する大垣書店(大垣守弘社長)は、前(第71)期、ウェブ販売などを担うEC事業室が前年度売り上げから約15倍の伸びを見せてグループ内の伸長率1位となった。さらに、中央公論新社の特約書店会「書店読売…続き、
偕成社は5月12日、人気キャラクター「ノンタン」シリーズの『ノンタン はみがき はーみー』が、今年4月に累計発行部数100万部を突破したと発表した。これにより「ノンタン あそぼうよ」「赤ちゃん版ノンタン」のシリーズ全32点のうち12点がミリオンセラーとなった。 『ノンタン はみがき はーみー』は、1989年10月に発売された「赤ちゃん版ノンタン」シリーズの1冊。ノンタンやなかまたちが歯みがきする内容で、歯みがきの際の口の形を示したり、みがく音をリズミカルに表現したり、「しつけ絵本」ではなく、歯みがきの楽しさをイラストと音で描いた絵本として支持を集めている。 毎年「虫歯予防デー」の6月4日から10日までの期間は「歯と口の健康週間」とされ、期間中は口の中の健康について考える機会として多くの媒体で情報発信が行われるが、『ノンタン はみがき はーみー』も、毎年この時期に「はみがき」を意識するツール
日本出版販売(日販)は4月期の書店店頭売上前年比調査を発表したが、好調なコミックは7カ月連続前年超えだった一方で、休業店が増加した影響により全体では前年同月比6.1%減と大幅なマイナスとなった。 同調査ではコミックの好調や、休校などに伴う学参、児童書の売れ行きによって昨年12月から4カ月前年超えが続いていた。4月が落ち込んだ要因は、上旬に発令された「緊急事態宣言」を受け、7都府県を中心に休業店が発生したことが挙げられる。前月比で6.9ポイントマイナスになった。 ジャンル別では雑誌が前年同月比16.1%減、書籍が同10.7%減、コミックが同16.6%増、開発品が同12.6%減。 雑誌のうち月刊誌はコロナ戦争を特集した『文藝春秋』5月号(文藝春秋)、アイドルグループ「HiHi Jets」が表紙を飾った『Myojo』6月号(集英社)が牽引した。そのほか、不二家ペコちゃんストロベリーコスメ2点セッ
図書館流通センター(TRC)は4月24日、第41期(2019・2・1~20・1・31)定時株主総会を開催した。業績は売上高が462億7800万円(前年比2.3%増)、経常利益は23億7100万円(同12.0%増)の増収増益だった。 役員人事では小澤…続き、
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