新型コロナウイルスの感染拡大防止で、先月19日から休館していた上越市の図書館や水族博物館うみがたりなどの公共施設はそのほとんどがきょう11日、3週間ぶりに開館した。 上越市では214の公共施設が休館していた。きょう開館したのは上越市内の交流施設、図書館、公民館、保健センター、市立歴史博物館、水族博物館うみがたりなど193施設。 野球場やテニスコートなどのスポーツ施設も利用可能。ただし上越観光物産センター、ゑしんの里記念館、五智歴史の里会館は今月いっぱい休館が延長される。 このうち高田城址公園オーレンプラザは、きょうの開館にあわせ、きのう市の職員が館内の消毒作業などを行った。 共用スペースは来館者同士の間隔をあけるため、イスの数を減らし、窓が無く換気が不十分な会議室や練習室は使用禁止とした。また、各部屋の利用人数を制限、スタジオは定員100人を15人以下とした。 その他、受付には飛沫を防ぐビ

上越教育大学附属図書館の改修工事がこのほど終わり2日、利用が再開された。 上越教育大学附属図書館の改修工事は2階フロアを中心に進められた。全体に明るく開けたレイアウトになっている。そのうち、学習スペースは、座席数がこれまでの約2倍、190席になった。 新しく設けられたセミナー室では、教員を目指す学生が模擬授業やディベートを行える。セミナー室には、電子教科書も備えられている。 附属図書館は約37万冊を所蔵していて、今までで延べ9万人以上が利用した。平成29年度は学生一人あたりの利用図書数が平均28冊、これは国立大学の中でトップだったということ。 川崎直哉学長は「教育実習の前になると図書館を利用する学生が多い。図書館を利用して知識・教養を高めてほしい」と今後に期待。学生は「模擬授業で仲間と力を高め合うことができると思う。5月と9月に教育実習があるので、教材や指導案の作成のとき利用したい」と話し

瞽女さんのことを知ってほしい！ 第27回小川未明文学賞で優秀賞を受賞した、上越市の河村一美さんが受賞作を自費出版し、市内の小中学校などに寄贈することになった。 小川未明文学賞 優秀賞受賞作品 「昔、瞽女さんが雁木の町を歩いていたんだよ」 上越市からは初めての入賞となったこの作品。作者の河村一美さんはこのほど、受賞作を1,000冊自費出版し、市内の小中学校や高校、図書館などにあわせて105冊を寄贈する。作品を通じて、多くの青少年に盲目の女旅芸人・瞽女のことを知って欲しいという願いが込められている。 河村さんは「今は瞽女さんと接する機会のない人が多い。障がい者でも頑張れば生きていけることを知らせたい。特に小学生に見てもらえたら嬉しい」と話している。 河村さんは23日に村山市長を訪ね、完成した本を贈呈した。村山市長は「字も大きいし、子どもたちも高学年になれば興味がわくと思う。あの時読んだなと大き

上越市教育委員会は23日、新型コロナウイルスの感染拡大が県内の一部の地域で続いていることから、これまで春休みまでとしていた臨時休校の期間を、3月31日火曜日まで延長すると発表した。それに伴い、放課後児童クラブの特別開設の期間も31日まで延長。市内の児童施設など、公共施設の閉鎖期間も同様に延長となる。 放課後児童クラブ特別開設 ■開設期間：3月23日（月）～31日（火） ■開設時間：午前8時～午後6時 ※開設時間は長期休業日と同様とする ※早期の利用希望がある児童クラブは午前7時30分から開設 ※延長の利用希望がある児童クラブは午後7時まで開設 学校の体育館を使用した小中高校生を対象とするスポーツ活動 ■期間：3月31日（火）まで延長 小中高校生の市内公共施設の利用制限期間 ■期間：3月31日（火）まで延長 ■対象施設：各体育館、各公民館、上越文化会館、市民プラザ、図書館、科学館など ※施設